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ついに42 俺、ついにやっちまったよ。
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「私、こんな所初めてなんで、リクさんが選んで下さい、なるべくノーマルな部屋を。」
「俺もラブホは初めてですよ!」
初体験は普通の旅館だったし。
無人のロビーにタッチパネルが有って、画面には各種様々な仕様の部屋が映し出されて、なんか畳の部屋があったので、そこにした。
一番ラブホらしくなかったからね。
一応、室内に「露天風風呂」が有るそうだ。
「ココ、コノ和室っぽいのにします!」
「はい、お願いします!」
今回のデートを始める前に、マリさんと約束をしたのだけど、
「私が希望した場所、可能なだけ行ってくれますか?」
デートの後でマリさんとは付き合えないと謝罪するつもりだったので、出来るだけ善処しますとは答えたけども⁈
ヘタレな俺は、温泉に浸かってそのまま有耶無耶にしてしまおうって、雑に考えていたさ。
でもさ、
マリさんって、プロのレスラーさんなんだよな。
柔道じゃないけど、寝技に持ち込まれたら逃げられるかな?
この展開、予想はしていなかった訳ではないけど、あのマリさんがココまでするとは、してやられた!
車といい、遊佐の実家のホテルといい、誰と誰と誰が同盟を組んでいるんだ?
「さあ行きましょうか、リクさん!」
強引に俺の腕を取って、グングン行く彼女!
んで、今は露天風個室風呂で二人しっぽり浸かっている訳だ。
部屋はラブホとは思えない、普通の和室な部屋…
襖を開けると、奥の寝室にお布団が一つ、枕が二つ並んで置いてあったが、マリさんに気付かれない様にサッサと風呂に誘ってしまったのだ
「う~ん、いいお湯ですね~!
なんか身体に染み込んで来る様な、身体から毒素が出ていく様な、身体に良い事してる感じです!」
白木の檜風呂で、バスタオル一枚身体に巻いてお湯の中、俺の隣りに座っているマリさんが大きく伸びをした、
どうしてもそのグラマラスなお胸が強調される⁈
大丈夫、大丈夫!
落ち着け、落ち着け!
絶対に何もおきないからな!
「リクさん、温泉気持ち良いデスよね?」
「そ、そうですね。」
以前、マリさん自身が言っていた様にとっても良いカラダをしている、正直目のやり場に困る。
健康的なお色気がびんびんくるのだが…
「え~と、元気無いですね?
私、そんなに魅力ないですか?」
「え、えっと、そんな事ないですよ!
マリさん可愛いし、自分は凄くセクシーだと思ってますよ。」
「…でも、リクさんの…アレ、元気無いですよね?
ま、まさか、やっぱりしおりんちゃまみたいな未成熟な子が良いんですね!」
「な、何故そうなるんですかね?」
「じゃあ、なんで私がここまでしているのに、リクさんのオ●ンチ◯はそんなにちっちゃいんですか⁈
わ、私だって義務教育で「性教育」ぐらい習ってます!
女の子を見て、エッチな気持ちになれは大っきくなるんですよね!
なのに、リクさんのは!
リクさんのはーー!」
「だからって、なんでしおりの貧乳で俺が興奮せねばならんのですかっ!」
「ち、違うんですか?
なら、なんでデス?
ま、まさか男の子が好き…とか?」
「毒されてますよ、マリさん?」
まぁコレが、俺がマリさんに限らず、しおりちゃんや理央さんにも手を出さない理由なんだけど…。
「まさか、リクさんって?」
「そう、彼女から初体験が最悪で恐ろしいモノだったって聞いてから次第にね。」
決して職場病なんかでは無かったが、そのお陰で女優さんたちに手を出したり、不快な行動をする事が無かった訳なんだけど…。
「…なら、簡単じゃないですか!」
「な、何がです?」
「私が、リクさんの男の子の大事なモノを復活させますから!」
「な、ナニを言っているのか、分かってます?」
「任せてください!
何せ、私はレスラーですよ!
カラダとカラダのぶつかり合いは得意ですから!」
この後、俺は情け無い事に、湯船から担ぎだされ、布団と言うリングでマリさんの猛攻を受ける事になった。
マリさんは初めてだと言うのに、誰に教わったのか、筆舌しがたいテクニックで俺に元気を取り戻させようと必死に尽くしてくれた。
なんか、いやらしい気持ちより、マリさんに申し訳ない気持ちで卑屈になりそうだったのに…
「リクさん、やりました!」
「えっ!」
「へっへー、とっても元気になりましたよね!
お願いします、私の初めての人になってください。
責任取ってとか言いませっんんっ⁈」
俺はたまらなくなって、陽毬の唇を自分の唇で塞いでしまった。
ソレ以上、彼女に辛い事はさせられないから…。
「リクさん、コレってキョンちゃんのドロップキックより痛いです~。」
「次は気をつけますから、許してください。」
その一月後、マリさんはリングネームの「デスソースまる子」を改名、悪役レスラーから正統派レスラー「唐沢 陽毬」の本名で再デビューした。
「恋人が悪役レスラーとか、嫌ですよね?」
「まだ、恋人では有りませんから!」
とさ。
いや、ホントに未だ恋人じゃないよ!
「俺もラブホは初めてですよ!」
初体験は普通の旅館だったし。
無人のロビーにタッチパネルが有って、画面には各種様々な仕様の部屋が映し出されて、なんか畳の部屋があったので、そこにした。
一番ラブホらしくなかったからね。
一応、室内に「露天風風呂」が有るそうだ。
「ココ、コノ和室っぽいのにします!」
「はい、お願いします!」
今回のデートを始める前に、マリさんと約束をしたのだけど、
「私が希望した場所、可能なだけ行ってくれますか?」
デートの後でマリさんとは付き合えないと謝罪するつもりだったので、出来るだけ善処しますとは答えたけども⁈
ヘタレな俺は、温泉に浸かってそのまま有耶無耶にしてしまおうって、雑に考えていたさ。
でもさ、
マリさんって、プロのレスラーさんなんだよな。
柔道じゃないけど、寝技に持ち込まれたら逃げられるかな?
この展開、予想はしていなかった訳ではないけど、あのマリさんがココまでするとは、してやられた!
車といい、遊佐の実家のホテルといい、誰と誰と誰が同盟を組んでいるんだ?
「さあ行きましょうか、リクさん!」
強引に俺の腕を取って、グングン行く彼女!
んで、今は露天風個室風呂で二人しっぽり浸かっている訳だ。
部屋はラブホとは思えない、普通の和室な部屋…
襖を開けると、奥の寝室にお布団が一つ、枕が二つ並んで置いてあったが、マリさんに気付かれない様にサッサと風呂に誘ってしまったのだ
「う~ん、いいお湯ですね~!
なんか身体に染み込んで来る様な、身体から毒素が出ていく様な、身体に良い事してる感じです!」
白木の檜風呂で、バスタオル一枚身体に巻いてお湯の中、俺の隣りに座っているマリさんが大きく伸びをした、
どうしてもそのグラマラスなお胸が強調される⁈
大丈夫、大丈夫!
落ち着け、落ち着け!
絶対に何もおきないからな!
「リクさん、温泉気持ち良いデスよね?」
「そ、そうですね。」
以前、マリさん自身が言っていた様にとっても良いカラダをしている、正直目のやり場に困る。
健康的なお色気がびんびんくるのだが…
「え~と、元気無いですね?
私、そんなに魅力ないですか?」
「え、えっと、そんな事ないですよ!
マリさん可愛いし、自分は凄くセクシーだと思ってますよ。」
「…でも、リクさんの…アレ、元気無いですよね?
ま、まさか、やっぱりしおりんちゃまみたいな未成熟な子が良いんですね!」
「な、何故そうなるんですかね?」
「じゃあ、なんで私がここまでしているのに、リクさんのオ●ンチ◯はそんなにちっちゃいんですか⁈
わ、私だって義務教育で「性教育」ぐらい習ってます!
女の子を見て、エッチな気持ちになれは大っきくなるんですよね!
なのに、リクさんのは!
リクさんのはーー!」
「だからって、なんでしおりの貧乳で俺が興奮せねばならんのですかっ!」
「ち、違うんですか?
なら、なんでデス?
ま、まさか男の子が好き…とか?」
「毒されてますよ、マリさん?」
まぁコレが、俺がマリさんに限らず、しおりちゃんや理央さんにも手を出さない理由なんだけど…。
「まさか、リクさんって?」
「そう、彼女から初体験が最悪で恐ろしいモノだったって聞いてから次第にね。」
決して職場病なんかでは無かったが、そのお陰で女優さんたちに手を出したり、不快な行動をする事が無かった訳なんだけど…。
「…なら、簡単じゃないですか!」
「な、何がです?」
「私が、リクさんの男の子の大事なモノを復活させますから!」
「な、ナニを言っているのか、分かってます?」
「任せてください!
何せ、私はレスラーですよ!
カラダとカラダのぶつかり合いは得意ですから!」
この後、俺は情け無い事に、湯船から担ぎだされ、布団と言うリングでマリさんの猛攻を受ける事になった。
マリさんは初めてだと言うのに、誰に教わったのか、筆舌しがたいテクニックで俺に元気を取り戻させようと必死に尽くしてくれた。
なんか、いやらしい気持ちより、マリさんに申し訳ない気持ちで卑屈になりそうだったのに…
「リクさん、やりました!」
「えっ!」
「へっへー、とっても元気になりましたよね!
お願いします、私の初めての人になってください。
責任取ってとか言いませっんんっ⁈」
俺はたまらなくなって、陽毬の唇を自分の唇で塞いでしまった。
ソレ以上、彼女に辛い事はさせられないから…。
「リクさん、コレってキョンちゃんのドロップキックより痛いです~。」
「次は気をつけますから、許してください。」
その一月後、マリさんはリングネームの「デスソースまる子」を改名、悪役レスラーから正統派レスラー「唐沢 陽毬」の本名で再デビューした。
「恋人が悪役レスラーとか、嫌ですよね?」
「まだ、恋人では有りませんから!」
とさ。
いや、ホントに未だ恋人じゃないよ!
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