豪華客船から脱出せよ!

しまおか

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三郷達の対応~①ー1

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「やっと日本へ帰ってきたと思ったら、とんでもないことが起こったわね」
 早めにレストランでの昼食を終え、部屋に戻った所で放送を聞いた真理亜はぼやいた。長い船旅の間、気づけば資料や寄港先で購入した物が至る所に散乱している。それらをこれから片付け、港に着くまではベッドに横たわり休憩しようと考えていたから尚更だ。
 その言葉を聞き、部屋のソファに腰かけていた直輝なおきが言った。
「本当ですよ。横浜まであともう少しなのに。このタイミングで感染者が出たってことは、途中寄港したマニラかシンガポールで下船した時、ウイルスを拾ったのかもしれませんね」
 感染症拡大化禍以降におけるクルーズ船の一般的な対応は、乗船時の乗客のスクリーニングだ。まず事前に「健康に関する質問票」を記入した上で、検温や消毒をしてマスクの着用も義務付けられる。船内の医療室で二十四時間対応する医師や看護師等のスタッフが面談し、状況によっては乗船拒否も辞さないと謳っていた。
 またレストランを含め、船内の至る所に消毒液が置かれている。乗組員達は定期的に不特定多数の人が触れる場所を中心に、清掃や消毒を徹底していた。また万が一の為の応急処置や公衆衛生の実践に関する訓練を、全乗組員が受けているそうだ。
 さらに密閉、密集、密接の三密を避ける為、ソーシャルディスタンスを配慮した行動を取るよう乗組員は心掛け、乗客達にもそう促していた。
 だが自分や他人の身を守る為とはいえ、余りにも窮屈だ。折角の非日常を味わおうと決して安くない費用を支払っているのに、行動を制限される船旅など誰も望まない。しかもかつての惨劇の記憶が残って居る為、その程度の対策では一度離れた客足は戻らなかった。
 その為二〇一八年度には世界で二六〇〇万人、総売上高四六六億ドルの市場を持っていた世界のクルーズ船業界は様変わりした。
 二〇二〇年には三二〇〇万人に達し、総売上高も日本円で七兆円規模になると予想されていたけれど、現実には多くが運航停止を余儀なくされたからだ。年々上昇していた利用者は激減し、いくつかの船会社が廃業、または撤退せざるを得なくなった。
 真っ先に打撃を受けたのは、一泊約一万円と手頃なカジュアルクラスや、一泊約三万円以上するプレミアムクラスだ。ちなみに新型ウイルスの感染者を出し、世界的にも有名になったあのダイヤモンド・プリンセス号はプレミアムである。
 これらのカテゴリーは大量の乗客を収容することにより、低料金でも贅沢な時間を味わえるプランとして人気を博していた。だからこそ再開に向けて様々な衛生管理対策の徹底を強いられても、かけられる予算に限りがある。また感染者を出したクルーズ船のイメージも根強く残ったからだろう。業績が戻る事は無かった。
 そんな中で何とか生き残り運航を続けられたのは、客単価の高いラグジュアリークラスだった。六万トン弱と小型だが、それでも十四階建てのクルーズ船は巨大ホテルがそのまま動いているように見える。
 お客様とほぼ同数に近い乗員がいる為に行き届いたサービスが提供でき、また質の高い食事や客室が魅力だ。もちろん一泊当たりの単価は五万円以上と高い。だが客数をより減らせば、感染リスクは低くなる。
 また船内の劇場やカジノ等のサービスを提供する公共スペースを一層広く保ち、万全な換気をしておけば問題ないとされたからだろう。ハイレベルのクルーズ船では、過去の悲劇を教訓とし、かなりの費用をかけて万全な対応を取ってきたのだ。
 感染予防策を取れば取る程、コストがかかる。その為単価が低くして客を多く招き採算を取るカジュアルやプレミアムクラスでは、対策費や人件費を考慮すれば限界があった。
 その点ラグジュアリーは、そもそも快適に過ごせればお金はいくら払ってもいいと考える富裕層がターゲットだ。よって新たな設備の導入や、船内システムの大幅な変更を徹底的に行うことが出来たのだろう。
 乗船するまでは正直不安だと言っていた直輝も、この船の盤石ばんじゃくな衛生対応を実際に体験したからか、二日目には完全に安心しきっていたくらいだ。それでも唯一の不安といえば、寄港する都市でウイルス感染することだった。
 もちろん全ての乗員乗客はワクチン接種をしているが、万全とは言えない。その為発症せず体内にウイルスを抱えた状態で船に戻れば、スクリーニングに引っかかる事もないだろう。船内での紫外線による殺菌効果も、当然人体の中までは及ばない。
「そうね。横浜を出向して十七日目だから、乗船前では無いと思う。感染して発症するまで、平均で五日から六日と言われているから四日前に出港したマニラか、七日前に寄ったシンガポール辺りで感染した可能性は高いと思う。でも潜伏期間は最大十四日間だから、その前のベトナムのニチャンか上海だってあり得るわよ」
「そんな以前から感染していたとなれば、至る所にウイルスが付着しているかもしれませんね。クルー達が定期的に消毒や紫外線機器で殺菌しているでしょうが、その前に接触感染してしまった可能性もあるでしょう」
「それは否定できないわね。ただこの船の衛生管理を考えれば、大規模な感染拡大にまでは至っていないでしょう。それに発症の三日前から感染力が増しだすから、今日症状が出たという情報が本当なら、尚更感染者は限定されるはずよ」
「船内放送では、これから全員にPCR検査を受けさせると言っていましたね。この部屋にも防護服を着た乗務員が来るんでしょうか」
「もちろんよ。でもそれはいつになるかは判らないわ。少なくとも感染者の三日前からの行動確認をして、濃厚接触者やそれに準じる人を特定するのが先でしょう。その人達の検査が優先されるから、私達はかなり後になるんじゃないかな。ここは六階だから、最上階の人なら、接触した可能性は低いでしょう」
「そういえば、感染者は十四階の客だと言ってましたね。上の方にいる人は、レストランも十一階か十階にある四つの内のどれかを使うか、ルームサービスを利用するでしょう」
「私達は主に、四階から六階のレストランやカフェダイニングが多かったからね。上のレストランは二回ほど誘われて行ったけど」
「そうでした。下とは全く雰囲気が違いましたし、料理は当然美味しかったですよ。だけど叔母おばさん、じゃなかった真理亜さんと一緒でも、窮屈な気がするから止めたんですよね」
 直輝は真理亜の五歳年上の兄、三郷冬馬とうまの息子だ。それに真理亜も今年で五十三歳になる。どちらにしても、オバサンと呼ばれるのは仕方がない。だがさすがに抵抗があり、この船旅では名前で呼ぶよう言い渡してきた。
 だが旅が終わりに差し掛かった今になっても、慣れないのだろう。それもしょうがない。両親の事があり、二人の面倒を看ている兄夫婦とも長い間疎遠だった。だから甥の直樹と会うのは二十数年振りだ。しかもその時彼はまだ三歳だったから、覚えているはずがない。
 そんな彼と長旅を共にするとは、ほんの一カ月前まで想像すらしていなかった。けれど時が過ぎるにつれ、意外にも二人の距離は思っていたより縮まった気がする。これもまた運命の巡り会わせなのかもしれない。
 そんな思いを頭の中で描きながら、真理亜は彼の言葉に頷いた。
「今回のクルーズは、ラグジュアリーの中でも特別だから。乗客も相当なセレブばかりで、私達のようなレベルの人間がノンビリできるのは、下の階の一部か部屋の中だけでしょ」
「いや僕のような、デビューしたばかりで売れていない新人作家はそうだけど、真理亜さんは違うでしょう。年収は二、三千万あって、会社でもトップクラスの営業マンじゃない。個人資産だって億は下らないはずだと、親父から聞いた事があるよ」
 確かに彼の指摘通りだ。今の会社に勤務して十三年目の今では、高い営業能力と資産運用実績を上げた成果で、給与もそれなりに得ている。
 また前職の保険会社でも高収入だったし、五年という短い結婚生活を経たが子供もおらず、長い独身生活を送って来た。だから今無職になっても、贅沢をしなければ死ぬまで暮らせる程度の資産は保有している。だが首を横に振って言った。
「何言ってるの。今回まともに料金を支払ったら、最下級のこの部屋でさえ一泊二十万はくだらないって言ったでしょ。十六泊十七日だから三二〇万以上するのよ。城之内さんがいる最上階の部屋だと、一泊二〇〇万以上するんだから。他の部屋のスイートだって、決して安くない。こんな所に集まっている客は、私が仕事でターゲットにしている超富裕層の中でも上位にランクインする人達ばかり。私なんて比べ物にならないわよ。顧客の城之内さんの招待じゃなければ、自分では絶対に乗ろうなんて思わなかったでしょうね」
「僕なんてもっとだよ。でもご相伴しょうばんあずかったったおかげで、滅多に経験できない毎日を過ごせたけどね。その件については、大変感謝しています」
 大手広告代理店の関連会社役員で元経産省の官僚だった城之内は、PA社が扱う全顧客でトップテンに入る資産家だ。しかし真理亜が担当し始めたのは、ほんの三カ月前だった。
 何故なら最近まで担当していた社員が、不慮の事故に遭って亡くなったからだ。轢き逃げに会い、相手はその後自損事故で死亡した。その為PA本社で後任の検討をしていた所、城之内本人から逆指名されたのである。
 S県をエリアとする真理亜にとって、東京在住の彼は本来管轄外だ。しかし重要得意先の意向に、本社も逆らえなかったのだろう。同じ関東圏で移動時間も一時間かからないことから、特例で真理亜の担当となったのだ。
 何故彼が別のエリア担当を名指ししたのか尋ねた所、一昨年に起こったある事件を耳にしたからだと教えられた。真理亜の顧客が殺され、後に全国でも騒がれた顛末てんまつを聞いたらしい。そこで真理亜の存在を知った彼は、是非彼女に任せたいと本社に掛け合ったという。
 その事をPA社の役員から知らされた時には、正直断りたかった。何故なら彼は、余り世間的にも評判が良くなかったからだ。七十五歳と高齢ながら、複数の愛人を囲っているだの、陰では違法な資産運用を行っているとの噂まであった。
 実際二十八歳と若い陽菜乃という銀座のクラブのチーママと、この船の同部屋で宿泊している。ただ城之内は妻には先立たれているので、現在独身だ。よって不倫ではなく自由恋愛なので、表向き問題はない。
 けれど真理亜の仕事は資産管理や運用を行うだけでなく、顧客の将来設計やリタイヤメントプラン、遺産相続と多岐に渡る。また最も神経を使うお金を扱うのだ。その為相手の懐に深く入り込み、多くの情報を得る必要があった。
 だからこそ顧客とは単なる仕事としての付き合いでなく、絶対的な信頼関係を築かなければならないと考えている。会社が求める利益優先ではなく、あくまで顧客の希望に沿う事を第一にしてきた。
 もちろん法に背く手段は駄目だ。あくまで合法的でなければ、単なる犯罪者になってしまう。顧客の将来を真剣に想い、互いに信用し合わなければ成り立たない仕事だというのが、真理亜のモットーだった。
 そうした視点から城之内とそれ程の関係になれるかと問われれば、首を傾げざるを得ない。何故なら最初の前提として、信頼が置ける人とは思えなかったからだ。独身とはいえ複数の女性を側に置く他にも、怪しげな風評まである。
 けれど本社の意向には逆らえず、嫌々ながらも担当することとなった。それにあくまで耳にしていたのは噂であり、真相は違う可能性だってある。人の又聞またぎきを真に受け、色眼鏡で見ることは失礼だろうと思い直したからだ。
 そんな城之内の誘いでこのクルージングに参加したのには、色々な事情があった。
 まず真理亜は前任者が持っていた、顧客の重要な秘密事項等のデータを引き継いだ。リスク管理上、PA社では会社から貸与しているパソコンでのみ、顧客の資産管理や運用等の個人情報等を残すことが許されていた。
 しかも担当者しか知らない暗証番号でロックをかけ、退社時には特別な金庫に預けなければならない。中身もペーパーでは保存せず、外部への持ち出しも禁止だ。データのバックアップも、同じく暗証番号をかけて管理していた。
 つまり担当者以外は部署の上司でさえ中身を知れない程、厳密なセキュリティを徹底している。顧客の多くは保有資産が最低一億は超える富裕層の為、情報管理に神経を使うのは当然だ。
 しかし今回の様に担当者が事故や病気で急死した場合、別の担当者が引き継がなければならないケースも起こり得る。その為のバックアップ体制は取られていた。 
 具体的には顧客の了承を得た上で本社のセキュリティ管理部署により、個々の担当が登録している暗証番号の解除を行う。そうして後任者にそれまで得た情報や途中経緯、提案途中の計画書等の閲覧が可能となる。
 もちろんこうした処置は、あくまで特殊な場合に限られ、それなりに時間もかかると聞いていた。 PA社での勤務が十二年余りの真理亜も、今回が初めての経験だ。よって本社でもごく限られた人達の立会いの下、慎重にロック解除をして中身の閲覧を行った。
 城之内がPA社の顧客になったのは五年前からで、前任者は当初から担当していたようだ。また全顧客中有数の資産家だった分、詳細かつ膨大な量のデータが保存されていた。
 それを見て判明したが、彼はアジアを中心に世界各地で会社等を設立させて資産を分散し、運用もかなり複雑で多岐に渡っていた。その件も含め後任担当者になる旨の挨拶を済ませてから二度目の打ち合わせの際、確認の為に告げると彼は言ったのだ。
「そうなんだよ。ただデータで見るだけでは、良く判らないだろう。資産評価を正確に把握するには、君達も実際に現物を視察して間違いないか確認するんじゃないかな」
「はい。帳簿上とは異なるケースが、当然起こり得ます。特に海外資産ともなれば、その国における税制等と適正に即しているか。または事務所の登記簿通りなのか、単なるペーパーカンパニーなのかも、実際にこの目で見なければ完全な把握は困難です」
「そうだろう。パナマやバミューダ諸島など、タックスヘイブンを利用したペーパーカンパニーや特殊口座があることは、データや前任者のメモを見れば判るはずだ。もちろん合法の範囲内だけどね。ただ実際に現地へ行って、確認しなければ把握できない物件が多くあるのも間違いない。特にアジアを中心とした会社等がそうだ。これは運用管理主の私でさえ、定期的にチエックしなければ危険なものがある。現地の経済状況や法律の改定だけでなく、高成長中の国ならではの特殊事情も加味しなければならない」
 彼の言う通り、事前に聞いていた違法な資産運用をしていた形跡は、データを読み解く限りその時点では発見できていなかった。だが万全なセキュリティを排しているとはいえ、あくまで会社所有のパソコンに残っていたものだ。
 前任者が亡くなってから、遺族の了解を得た上で念の為に個人所有しているパソコンの中や、保存されていたUSBや残された書類等も調べたらしい。だがそこから顧客情報が発見されなかったという。
 それでも違法な取引に担当者が加担していたなら、別の形で残されて居るはずだ。おそらくそれは、顧客の元で管理されているに違いない。もしそうだとすれば、真理亜は同じてつを踏む訳にはいかなかった。
 今回の担当変更を機に、あくまで合法的な資産運用と管理しか扱わない関係へと、修正する必要がある。その旨について本社役員とは、担当の引き継ぎを打診された際、その条件なら了承すると断りを入れ、同意を得ていた。
 そうした経緯もあり、真理亜は慎重に話を進めた。
「そういう場合は、どうされるのですか?」
「ネット電話で、現地の社員や役人達と定期的に直接会話をしている。だがやはり人間がやることだ。実際に会って目で見て話し、確認しなければならない。そうしないと例えば問題が起こっているのに、隠蔽されてしまう恐れがある。または危険が迫っていると察知できず大損害を受ける場合もあれば、大きな投資のチャンスの芽を掴む事だってあるんだ」
「それは理解できます。飛行機を使って抜き打ちで資産保有している国に行き、チエックするのですか。それは私が行っても良いのでしょうか」
 前任者の出張履歴を調べた所、それらしき記録が残っていた。またメモによると単独の時もあれば、顧客のお供として行動した形跡もあった為に、そう質問したのだ。
「そういう事をお願いするケースもあるだろう。だがまず直近は上海とニチャン、シンガポールとマニラに行き、それぞれの国の会社の社員や役人と会う仕事をお願いしたい」
「ニチャンはベトナムでしたね。どのような段取りをお考えですか。前任者のデータによれば、二年前は飛行機での移動に同行しているようですが」
 まだ会話を交わした時間も少なく、信頼関係も築けていない状況だ。しかも彼は女癖が悪い。これは噂でなく本当だった事は、まだ二回目の会合にも関わらず既に確信していた。
 何故なら彼の周辺にはいかついSPの男達だけでなく、秘書やお手伝いという名目の若い女性が何人もいたからだ。しかも真理亜と初対面の際、目の前でそうした女性の体を平然と触る行為を見せられた。
 といって自分は既に五十を過ぎている。だからそうした対象から、外されている思っていた。だがそうでもないことが判ったのだ。
 これまでの同僚の営業マンからも、成績が良いのは高齢者男性の多い富裕層から好かれる外見だから、と嫉妬され続けてきた。年配から見れば、若いだけで信用が減少する。
 その点顧客と年齢が近い利点もあり、ギャップが大きい顔と長年の経験による話術があれば、スケベな爺さん達を手玉に取るのは簡単だと散々陰口を叩かれてきた。
 現に初めての挨拶をした際、さすがに触られはしなかったが、城之内は真理亜の体を頭からつま先まで、舐めるような視線を往復させて言ったのだ。
「噂以上の別嬪べっぴんさんだな。小柄でしかも童顔だ。知らない人なら、これで五十過ぎとは誰も思わないというのも頷ける。仕事に必要なのは能力であって、色気など必要ない。しかし華があるに越したことはないからね。あんたの場合、世で言う美魔女のような若作りをして、性的魅力を無理やり出すタイプじゃない。どちらかといえば凛々しく男前ながら、愛嬌も備えている。銀座高級クラブでも、上位に入るママってところか。気に入った。これからあんたと何度も会えるなら、面倒な仕事も楽しくやれそうだ。宜しく頼むよ」
 セクハラまがいの発言を受け、今後二人きりになる時等は注意しなければ、と肝に銘じた。そこに来て、資産状況の確認という名の旅行に同伴させる目論見もくろみを匂わせられれば、身構えるのも当然だ。
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