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75 皇女は休息を取らせる
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「では、次の断罪に進もうと思うが、1度休憩にしよう。皆疲れただろう?20分後に再開するから、化粧直しや軽い飲食をするといい。ただし、この城から出ることは許さない。以上だ」
セレスティアのいきなりの言葉に、ミシェルやアリスティアを含む会場内の人々は総じて驚いたが、セレスティアの言葉通りに動き始めた。
「セレス!あなた何を考えているの!?」
「………1つ書類が足りていないんだ。もう少しで黒曜が持ってくるから、受け取りに行く時間がほしくてね。大丈夫、断罪対象にはわたしの『影』が1人につき2人付いている」
「………抜かりなさすぎて怖いわね」
「そりゃどーも」
最初はむすっとしていたアリスティアは、最終的には苦々しい表情をすることとなった。
「それじゃあ行ってくるよ。ミシェル」
「うん、心配しなくても一緒に行くよ」
「なっ、し、心配なんかしていない」
「………セレスは正直じゃないなー」
「ミーシェールー!!」
ぺろっと舌を出してセレスティアを上目遣いしたミシェルに、恥ずかしさから怒り心頭だったセレスティアは負けてしまった。あまりの愛らしさに次の言葉が出なくなってしまったのだ。
(か、可愛い!!可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い!!)
次の瞬間、すっとセレスティアの手が伸びてミシェルは仔猫のようにセレスティアにふわふわと撫で回された。
「ふひゃっ、くくっ、ふふふ、ははは、くしゅぐったいよ!!」
「!! す、すまない、あまりの愛らしさにやれれてしまった………」
「むぅー、僕はカッコいいって言われたいのに!!」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
セレスティアのいきなりの言葉に、ミシェルやアリスティアを含む会場内の人々は総じて驚いたが、セレスティアの言葉通りに動き始めた。
「セレス!あなた何を考えているの!?」
「………1つ書類が足りていないんだ。もう少しで黒曜が持ってくるから、受け取りに行く時間がほしくてね。大丈夫、断罪対象にはわたしの『影』が1人につき2人付いている」
「………抜かりなさすぎて怖いわね」
「そりゃどーも」
最初はむすっとしていたアリスティアは、最終的には苦々しい表情をすることとなった。
「それじゃあ行ってくるよ。ミシェル」
「うん、心配しなくても一緒に行くよ」
「なっ、し、心配なんかしていない」
「………セレスは正直じゃないなー」
「ミーシェールー!!」
ぺろっと舌を出してセレスティアを上目遣いしたミシェルに、恥ずかしさから怒り心頭だったセレスティアは負けてしまった。あまりの愛らしさに次の言葉が出なくなってしまったのだ。
(か、可愛い!!可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い!!)
次の瞬間、すっとセレスティアの手が伸びてミシェルは仔猫のようにセレスティアにふわふわと撫で回された。
「ふひゃっ、くくっ、ふふふ、ははは、くしゅぐったいよ!!」
「!! す、すまない、あまりの愛らしさにやれれてしまった………」
「むぅー、僕はカッコいいって言われたいのに!!」
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