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愛してる*

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 浄化魔法、すごい。

 なんか、そこは触ったらだめなとこ――!! という生理的に無理です、な感じが、消えてる!

 きれいなので、さわってね♡
 みたいな!

 逆にちょっと期待入っちゃう感じなんですけど!
 おそるべし浄化魔法!


 うん。
 正直に言う。
 めちゃくちゃ期待してる。


 だって、最愛の推しレトゥリアーレが、僕に挿れてくれるんだよ?

 自信なんて全然ないけど、足開いて、どうぞ♡ って言いたくなる、ちがうな、
足抱えて、お願いします♡ って言いたくなるくらいうれしいよ!


 伝説のえっち魔導士のおじいちゃん、ありがとう、ありがとう!!

 感謝を捧げつつ、たくさんの期待とちょっとの不安(すんごいデカい。入ると
思えない)で、僕はレトゥリアーレにしがみつく。


 香油の瓶を、レトゥリアーレが開ける。

 甘い花の香りがした。




 とろりと香油が、僕のお尻に垂らされる。
 ぴくんと震える僕を、レトゥリアーレの大きな掌が慰めてくれる。

「こわくないよ、だいじょうぶ」


 やさしいレトゥリアーレに、期待で震えましたとか言えない――!!


 こくこく頷いた僕は、ぎゅうぎゅうレトゥリアーレにしがみつく。

 頭をなでなでしてくれるレトゥリアーレが、尊すぎる――!

 うっとり見惚れる僕のお尻を、大きな掌がそっと開いた。
 香油でしとどに濡れた指が、くちゅりと音をたてて、僕のなかに潜り込む。


「……ぁ……っ」


 ビクンとふるえた僕は、甘い声をあげて、レトゥリアーレに縋った。
 レトゥリアーレの手が僕の腰を抱き寄せ、長い指が、僕のなかをやさしく
撫でる。


「ん、は、ぁ……あ……レ、リア……」


 ぎゅうぎゅうレトゥリアーレに抱きついて、ぷるぷるふるえる僕の顔を、
レトゥリアーレのちいさなかんばせが覗き込む。


「くるしい?」

 僕は、ふるふる、首を振った。


 ちゅく。

 くちゅ。

 濡れた音を響かせる、僕のお尻が、恥ずかしくて。
 前世も、今世も、ほんとに、はじめてなのに。

 伝説の香油でとろりと濡れた指が、僕のナカを、やさしく撫でる。
 襞を開くように、ゆっくり、やさしく、甘い香油を擦りつけて、ずるりと
抜ける。


「……あ……っ」

 抜かないで。

 零れそうな言葉に、目を瞠る。


 たっぷり香油を掬った指が、僕のお尻の入り口を撫で、皺を伸ばすように、
くぷりと潜り込む。


「ん……っ……ぁ――……♡」


 声が、熔ける。

 熱が、あがる。


 吐息が、燃える。

 視界が、潤む。


 くちゅ。

 くぷ。

 ナカを、いじられるたび
 香油でとろとろに濡れた指を、ナカに擦りつけられるたび

 ぐちゅりと抜けて、またたっぷり濡れた指を、ぐぷりと押し込まれるたび

 僕の身体は跳ねて、とろける声をあげた。


「痛く、ない……?」

 指が、増える。
 2本の指が、僕のなかに、入ってくる。

 ぐちゅりと突かれて、あふれたのは、悦びの声だった。



 はじめてなのに

 嘘じゃないのに


「……きもち、いぃよぅ、レリアぁ……♡」


 燃える吐息で、縋った。
 抱きとめてくれた腕が、ふるえてる。

 真っ赤になったレトゥリアーレが、僕の肩に顔を埋めた。


「ルル、暴発するから」

 もごもご呟かれた僕は、きゅう、と中に入ったままのレトゥリアーレの指を
締めつける。


「……僕の、なかにして」


 囁いたら、噴火したレトゥリアーレに怒られた。


「やさしくできなくなる!!」


「レリアが、僕としたいって思ってくれるの、泣いちゃうくらい、うれしい」


 うるうるの目で抱きついたら、

 ぎゅううううう。

 抱きしめられた。


「……なんか、もう、無理」

「うん」


「ちゃんとやさしく慣らして、広げて、とろかして、って思ってたのに」

「うん」


「今すぐ、入れたい」

 ごりゅ。


 びっきびきの、がっちがち、びっくりするくらいおっきいのを擦りつけられた。


 そんなに僕としたいと思ってくれるなんて――!


 僕の目は、♡になったと思う。


 はじめてさんだとか、おっきいの怖いとか、絶対裂ける、無理、とか、
何もかも、吹き飛んだ。



 大すきな、レリアが、欲しい。


 吐息が燃えて、鼓動が跳ねる。


 僕は、ふるえる指で、足を抱えた。
 めちゃくちゃ恥ずかしくて、発火しそうで、でもそれより、レリアが、欲しい。

 そっと、お尻を、割り開く。
 香油で濡れて、甘い期待にひくつくそこを、最愛の推しに、曝した。


「…………して、レリア…………」


「――……っ!!」

 レトゥリアーレが、ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう、抱きしめてくれる。
 僕も、ぎゅうぎゅう、ぎゅうぎゅう、レトゥリアーレを抱きしめた。


 熱いレトゥリアーレが、僕のお尻にあてがわれる。
 くちゅりと濡れた音を零したそこは、期待に、ひくりと蠢いた。


「痛かったら、殴って止めて」

 抱きしめられて、僕は笑う。


「ぜったいいや」

 尖った耳の先まで紅いレトゥリアーレの、蒼い瞳が揺れる。



「愛してるのに。
 誰より、やさしくしたいのに。
 ごめん、ルル」


 くちゅり。

 伝説の香油でとろとろに濡れたレトゥリアーレの先っぽが、僕のなかに、
もぐり込む。


 蒼い瞳に滲む涙を拭った僕は、囁いた。



「愛してるだけ、ください」


 甘いおねだりは、すぐに、叶えられる。




「愛してる」



 降る愛とともに、貫かれた。










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