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第2章

第150話 告白?

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 その後公爵の娘2人が告白をするようで、2人の男子と話し始めた。
 俺達は外で待っているからとその場を引き揚げた。
 さくらは2人の男子にサムズアップしていたが、された男子はキョトンとしていた。

「後は若い者に・・・」

 俺はついついお見合い等でよくある、いわゆるお約束ワードを口にしていた。

「レオンさん、おっさん臭い事を言わないでくださいよ!あの子達にとって大事な場面なんですよ!」

 さくらが遠慮気味に突っ込みを入れて来たが、アイリーンはこの後の展開に目を輝かせていただけだった。

 あっ!と思うが、あの2人がフルネームで名乗るも、あの公爵の娘だとは分からんよな。
 まあどうせこの後の食事に呼ばれているから、遅かれ早かれ分かるよな。

 等と俺は軽く考えていた。

 皆これから何があるのか分かっているので、ギルドの外でワイワイガヤガヤと話していた。

 特に谷本君が2人に彼女が出来るのではとなり、興奮していた。

「ちょっとすぐる君、落ち着こうよ。すぐる君を見ていると私も落ち着かないわよ」

 鈴木君は和美ちゃんと2人の世界に入っていた。

 シャルルはシャルルで手を揉み落ち着きがない。
 落ち着いているのはエンピアル位だったが待つ事10分、意外と長かったが満面の笑みを浮かべた2人が現れた。

 聞くまでもなかったのだが、慌てて谷本君が駆け寄っていく。

「お前らどうだった?告られたのか?どうなんだ?」

 2人は照れながら谷本君の肩を掴んだ。

「人生って素晴らしいよね!」

 3人が抱き合い泣いていた。

 そしてシャルルはハンカチを出し、そっとさくらの目を拭っていた。

 俺達は公爵の娘達に見送られて引き上げたが、勿論シャルルの館に戻り着替えてから公爵の所に夕食を食べに向かう。

 夕食の場には公爵の子息のうちニーナの稽古に参加していた者と、子女は先の2人のみ、それと奥様達がいた感じだ。

 公爵の屋敷の食卓にこれからお付き合いする事になった女性の姿を見たのもあり、特にくりす君ととます君の驚き様と、青ざめ具合は見ていて面白いのやら気の毒やら。
 鈴木君と谷本君はなぜ自分もこの場に連れてこられたのか?と戸惑っていた。

 そして食後公爵と日本人男子は残り、女性陣は先に帰っていった・・・・

 そして翌朝講習会場にて、魔法使いの子とさくらに平手打ちをくらった。

「私の伴侶になる方に何をしてくれたのですか!?」

「いくらレオンさんでもあんまりです。すぐるになんて事をさせるのよ!変な性癖に目覚めたらどうしてくれるんですか!」

 講習会場で女性陣と合流するも、帰らなかった事から何があったかバレ、俺がさくらと魔法使いに詰問されていた。

 そして俺を筆頭に男子4人が俺の後ろで正座をしていた。

 そう、俺達は昨夜は公爵の別邸に泊まり、全員が血の兄弟となったのだ。

 アイリーンとシャルルには事前に謝っておいた。
 公爵からの要求に応えざるを得ないと。
 だが、さくらと魔法使いは烈火の如く怒っていた。
 だが俺は毅然とした態度で開き直り、やましい事が無いとアピールした。

「彼らの安全の為だ。公爵からもそう聞いて、少なく共俺は納得したぞ!」

「レオンさん?血の兄弟と貴方が彼らとなったと言う事は事前に4人と?」

「ああ。2日前に公爵が用意した4人とさせられたからおかしいと思ったんだよ」

 俺はしれっと言います。

「変態!」

「待て、俺と彼ら、彼らと公爵が血の兄弟にならないといけなかったんだ。少なく共公爵の血の兄弟となれば君の兄弟姉妹から刺客を差し向けられる事がなくなるって言っていたぞ。特に君の彼氏はロンベル氏を直接殺しているから、そうしないと特にロンベル氏と仲の良かった兄弟が刺客を差し向けると言っていたぞ。だからだよ。皆恥ずかしがっていたがちゃんとやったぞ!それに君はどうて・・・コホン。まあ、彼らも身の安全の為に必死だったから責めないでやってくれ。皆やらねば身の危険が減らないから仕方がなくやったんだ。それにそれができなきゃ娘はやらんと2人に言っていたからな!」

 さくらと魔法使いの表情は複雑だったが、男子を睨むと、男子は必死に首を縦に振っていた。

 ごめんなさい嘘です。公爵は確かに言っていたのですが、俺は喜々として加わっていました。2日前に4人とやったのは血の兄弟となる為の前座でしたが、昨夜は高校生達に見本を見せていましたが、人の見ている前ではっちゃけるのも悪くはなかった。
 すげーとか聞こえてね。
 でも接待だから出来たけど、自分の女ではしないぞ!

 コホン。
 魔法使いの子は確かにとか呟き、渋々納得したぞ!乗り切れるか?
 そして有り難い事にシャルルがナイスなフォローをしてくれた。

「女性経験の無い殿方との初夜は悲惨だと聞きますよ。公爵様に感謝ですわ」

 もっともその倫理観もどうかと思うが、複雑そうな顔をしたアイリーンの顔を俺は見れなかったが、講師が来たので有耶無耶になり、講習の2日目は波乱の幕開けとなったのであった。
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