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第2章
第149話 2人の女性の思惑
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初日の講習は何事もなく終わり、皆で引き上げようとしていたが、阿雅佐君と椎那君が女性達に話し掛けられていた。
魔法使いと神官の装いの2人にだ。
どうもどちらか、又は、2人共身分の高い者のようで、女騎士はパーティー員というよりも、護衛の騎士の振る舞いだ。
時折深々とお辞儀をしていて、2人は困惑している感じだ。
ちらちらと俺とさくらの方を見ていたが、次はシャルルと話していて、次いでさくらも混じり女4人で話をしていた。
そうそう、男子のうちこの2人は剣道部のキャプテンと副キャプテンで、剣の腕は中々だった。
ただ、競技やスポーツの域での話で、お行儀よく剣道のルールでやれば、ニーナにも10回に1度は1本取れるかも?といった腕前で、時折この女性が品定めするかのように見ていたなと思う。
すると俺の所に女性陣4人が来た。
そして魔法使いの方が話し掛けてきた。多分この女性がリーダーだろう。
「レオン様。お初にお目に掛かります。ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした。私はコナリナス・ラルクス・ハンニバールで、こちらが妹のイリーデ・ラルクス・ハンニバールです」
「イリーデ・ラルクス・ハンニバールでございます。以後お見知りおきを」
因みに称号の後ろにスが入ると当主の子を意味する。
「えっ?まさか?」
「レオン様はあの変態、コホン。父たるハンニバール公爵と血の兄弟になられたと。珍しくこの町にいる兄弟姉妹の全てを集め、話されていました。変態さんにお願いがございます」
「ちょっと待て、初対面で変態呼ばわりとは何故だ?」
「血の兄弟となったと言う事は、父の前で女とまぐわったのですわよね?ですから変態さんなのですわ」
「コナリナス、確かにレオン様には変態な所も多分ありますが、今回はまだ公爵からロンベルの件のお許しが出る前で、彼らを許して貰う為に体を張ったのですわ」
「お姉様、それは聞いてはおりますが、それでも私は父のように人前で姦淫出来るような変態を伴侶にはしとうございません。コホン。変態かどうかさておき、1つお願いがございます」
「俺で可能な事か?」
「さくら様と話はついておりますが、シイナ様とアガサ様についてです」
「あの2人がどうかしたのか分からないけど、俺は大して知らない者、単なる同郷者だから基本的にさくらさんが承諾しているなら、追認するだけだがなんだろう?」
「はい。私がアガサ様を、イリーデがシイナ様とお付き合いをさせていただきたくそのお願いです」
「何故俺に聞く?君達が彼らに告白するのを止める権利は俺にはないぞ」
「はい。恐らくどちらかがさくら様のパーティーに入り、男性と女性が半々のパーティーになり、シイナ様かアガサ様のどちらかがさくら様の元を離れ、あの騎士達とパーティーを組む事になります。それでこの後クマーシャルのアカデミーにさくら様達6名が通われると聞き、私達も加わりたいのです。そうするとクマーシャルではレオン様の庇護下に入る必要があると思いますので」
「そう言う事か。確認するけど、それは公爵の指示か?」
「いえ。父上はレオン様達異世界人が初心者講習を受けると伝えてきただけで、行きたい者は講習にねじ込むから申告せよと。又、本日から剣聖様の稽古を付けてくれるから参加したい者も申告せよと言われ、自主的に参加しております。勿論シイナ様とアガサ様に告白した後の結果でしょうが、さくら様の話ですと2つ返事で良い返事を貰えるそうです。何でも逆に私達の事を気になり、それとなく恋人がいるか聞いて欲しいとさくら様に話されていたそうです」
「公爵の指示じゃないんだな。君達もアカデミーに行くとして、公爵の許可は?それとアカデミーは簡単に入れるのか?口振りだと行くのが当たり前だが」
「全て問題ございません。父上の指示は1つとしてありません。ひょっとしたらレオン様か他の異世界人の伴侶に娘の誰かを充てがうつもりだったのかも分かりませんが、あんな変態でも政略結婚を指示しませんが、本当は姉妹の誰かをレオン様に嫁がせたいのだと思います。ですが、残念ながらあの変態の思惑通りに動く気はございませんし、そのつもりもありません。ただ、私達はお2人に惚れたとだけ申し上げます。それと許可は問題ございません。また、アカデミーはお金を積めば魔力持ちなら入れます。勿論高額の為、そのお金を出せるのは有力者の子か、国に認められた実力者の為問題ございません」
公爵の予測と少し違うだろうが、悔しいが公爵の予測の範疇の行動になるが、あくまで2人の意思で決めたと言う。
俺は許可と保護化に入れる許可を出し、アイリーンに説明をするのであった。
・・・
まだ阿雅佐君と椎那君が告白される前だけど、告白されて受け入れる前提で話を進めても良いよね!さっきは軽い挨拶と、彼らのパーティーリーダーが誰かを確認していただけだったようだけど。
・
・
・
リア充爆せろ!
・・・
魔法使いと神官の装いの2人にだ。
どうもどちらか、又は、2人共身分の高い者のようで、女騎士はパーティー員というよりも、護衛の騎士の振る舞いだ。
時折深々とお辞儀をしていて、2人は困惑している感じだ。
ちらちらと俺とさくらの方を見ていたが、次はシャルルと話していて、次いでさくらも混じり女4人で話をしていた。
そうそう、男子のうちこの2人は剣道部のキャプテンと副キャプテンで、剣の腕は中々だった。
ただ、競技やスポーツの域での話で、お行儀よく剣道のルールでやれば、ニーナにも10回に1度は1本取れるかも?といった腕前で、時折この女性が品定めするかのように見ていたなと思う。
すると俺の所に女性陣4人が来た。
そして魔法使いの方が話し掛けてきた。多分この女性がリーダーだろう。
「レオン様。お初にお目に掛かります。ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした。私はコナリナス・ラルクス・ハンニバールで、こちらが妹のイリーデ・ラルクス・ハンニバールです」
「イリーデ・ラルクス・ハンニバールでございます。以後お見知りおきを」
因みに称号の後ろにスが入ると当主の子を意味する。
「えっ?まさか?」
「レオン様はあの変態、コホン。父たるハンニバール公爵と血の兄弟になられたと。珍しくこの町にいる兄弟姉妹の全てを集め、話されていました。変態さんにお願いがございます」
「ちょっと待て、初対面で変態呼ばわりとは何故だ?」
「血の兄弟となったと言う事は、父の前で女とまぐわったのですわよね?ですから変態さんなのですわ」
「コナリナス、確かにレオン様には変態な所も多分ありますが、今回はまだ公爵からロンベルの件のお許しが出る前で、彼らを許して貰う為に体を張ったのですわ」
「お姉様、それは聞いてはおりますが、それでも私は父のように人前で姦淫出来るような変態を伴侶にはしとうございません。コホン。変態かどうかさておき、1つお願いがございます」
「俺で可能な事か?」
「さくら様と話はついておりますが、シイナ様とアガサ様についてです」
「あの2人がどうかしたのか分からないけど、俺は大して知らない者、単なる同郷者だから基本的にさくらさんが承諾しているなら、追認するだけだがなんだろう?」
「はい。私がアガサ様を、イリーデがシイナ様とお付き合いをさせていただきたくそのお願いです」
「何故俺に聞く?君達が彼らに告白するのを止める権利は俺にはないぞ」
「はい。恐らくどちらかがさくら様のパーティーに入り、男性と女性が半々のパーティーになり、シイナ様かアガサ様のどちらかがさくら様の元を離れ、あの騎士達とパーティーを組む事になります。それでこの後クマーシャルのアカデミーにさくら様達6名が通われると聞き、私達も加わりたいのです。そうするとクマーシャルではレオン様の庇護下に入る必要があると思いますので」
「そう言う事か。確認するけど、それは公爵の指示か?」
「いえ。父上はレオン様達異世界人が初心者講習を受けると伝えてきただけで、行きたい者は講習にねじ込むから申告せよと。又、本日から剣聖様の稽古を付けてくれるから参加したい者も申告せよと言われ、自主的に参加しております。勿論シイナ様とアガサ様に告白した後の結果でしょうが、さくら様の話ですと2つ返事で良い返事を貰えるそうです。何でも逆に私達の事を気になり、それとなく恋人がいるか聞いて欲しいとさくら様に話されていたそうです」
「公爵の指示じゃないんだな。君達もアカデミーに行くとして、公爵の許可は?それとアカデミーは簡単に入れるのか?口振りだと行くのが当たり前だが」
「全て問題ございません。父上の指示は1つとしてありません。ひょっとしたらレオン様か他の異世界人の伴侶に娘の誰かを充てがうつもりだったのかも分かりませんが、あんな変態でも政略結婚を指示しませんが、本当は姉妹の誰かをレオン様に嫁がせたいのだと思います。ですが、残念ながらあの変態の思惑通りに動く気はございませんし、そのつもりもありません。ただ、私達はお2人に惚れたとだけ申し上げます。それと許可は問題ございません。また、アカデミーはお金を積めば魔力持ちなら入れます。勿論高額の為、そのお金を出せるのは有力者の子か、国に認められた実力者の為問題ございません」
公爵の予測と少し違うだろうが、悔しいが公爵の予測の範疇の行動になるが、あくまで2人の意思で決めたと言う。
俺は許可と保護化に入れる許可を出し、アイリーンに説明をするのであった。
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まだ阿雅佐君と椎那君が告白される前だけど、告白されて受け入れる前提で話を進めても良いよね!さっきは軽い挨拶と、彼らのパーティーリーダーが誰かを確認していただけだったようだけど。
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