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それから春休みが終わり、小学4年生になった。



「班長!!遅ーい!!」



朝の登校班。
先頭を歩く6年生に、列になっている下級生達が文句を言っている。
たしかに、遅い。これは、遅い。



「ごめんね・・・ごめんね・・・」



先頭を歩く6年生が、何度も謝っていて・・・



その度にアフロがユラユラと揺れる。



真知子が謝る度にお辞儀をするから、アフロがユラユラと揺れる。



日曜日に真知子とオッサンが来た日、ババアと親父から隣の学区域の小学校に転校するように言われた。
“真知子ちゃんと同じ学校だよ”と言われたけど、学年も違うし。



でも、前の小学校では俺にビビって近付く奴もいなくなっていた。
普段は兄貴みたいな感じなのに、突然暴走する俺は危険人物だったと思う。
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