上 下
77 / 226
5

5-3

しおりを挟む
エレベーターの扉が開き、藤岡副社長がボタンを押してくれていたので・・・お辞儀をしながら私が先に乗り込んだ。



乗り込んだ後ボタンがある方に立ち、副社長室の階と人事部の部屋の階のボタンを押した。
そして、副社長を・・・見る。



なかなかエレベーターに入ってこない副社長を、見る。
副社長は、エレベーターの扉の外で・・・外から、私の顔から足元までジロジロと見てきて・・・また、顔に視線を戻してきた。



それが終わったのが分かり、不思議と止めていた呼吸が出来るようになった。
慌てて、俯く。




「申し訳ないけど、本当に分からないな・・・。
こんなに分からないのは初めてで・・・正直、戸惑っている。」



「あの・・・ごめんなさい・・・。」



「飯田さんのせいではないとは思う。
御社の採用は、全て飯田さんがしてるんだよね?
それは、いつから?」



「弊社が設立して、初めて求人をかけた日からです・・・。」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

女子に虐められる僕

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:2,186pt お気に入り:18

俺様系和服社長の家庭教師になりました。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:448

大好きすぎて殺したい

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:0

私、あなた達の味方ではないから。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:163pt お気に入り:448

初耳なのですが…、本当ですか?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:92pt お気に入り:1,205

処理中です...