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シェリングフォード家の主従
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(頼む、これ以上この問題に巻き込まないでくれ!)
心の叫びが通じたのか、アルバートはそれ以上何も言わなかった。鈴を鳴らしてエリオットを呼び、卓上を片付けるよう指示を出す。その様子は『相談』を始める前と変わらず、レジナルドはほっと胸を撫で下ろした。自分の言葉は何の参考にもならなかっただろうが、アルバートの中で何らかの区切りがついたのなら喜ばしいことだ。
やがて片づけを終えたエリオットが、切り分けたクランブルとハーブ茶を盆に載せて現れた。それと同時に、アルバートが席を立つ。
「ありがとうレジナルド、とても参考になった。私はこれでこの場をエリオットに譲るから、後は二人でゆっくりするといい」
心の叫びが通じたのか、アルバートはそれ以上何も言わなかった。鈴を鳴らしてエリオットを呼び、卓上を片付けるよう指示を出す。その様子は『相談』を始める前と変わらず、レジナルドはほっと胸を撫で下ろした。自分の言葉は何の参考にもならなかっただろうが、アルバートの中で何らかの区切りがついたのなら喜ばしいことだ。
やがて片づけを終えたエリオットが、切り分けたクランブルとハーブ茶を盆に載せて現れた。それと同時に、アルバートが席を立つ。
「ありがとうレジナルド、とても参考になった。私はこれでこの場をエリオットに譲るから、後は二人でゆっくりするといい」
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