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8.神様の特典
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この世界は、地球でいう守護霊が、精霊だ。ご先祖様が一般的について、見守ってくれる役割が精霊なのだ。
すなわち、ご先祖様ではなく、この赤ちゃん可愛いから見守るよ的な精霊の気まぐれでついてくれる。
だから、本人達はそんなに仲が悪いわけではないのに、あの人が側にいると居心地が悪いと感じるのは、精霊同士の相性が悪いのかもしれない。
産まれた赤ちゃんも親についている精霊と相性が良い精霊がつくので、家庭は同じ属性の精霊が多い。
そう考えると政略結婚は、精霊の相性が悪い同士に当たると最悪なのだ。
精霊も赤ちゃんの時からつくと、その人間に愛着がわくのか、死ねまで見守ってくれるらしい。
中には途中で離れる精霊もいるので、見守る精霊次第だ。
精霊にも、高位、中位、下位があるらしく高位精霊がついている人間は大成してるようだ。
守護霊同様に、精霊も私達には見えないし、話せないので、見える人の話の本を読んだら、そのような事が書いてあった。
よくWEB小説で精霊と話せる見えるで、不思議な力を持った聖女様扱いがあるが、この世界はそんな事はない。
ここでは、精霊がみえる話せるは、地球でいう霊と話せる人は、霊媒師さんみたいな扱いだ。
不運が続いているけど精霊が何か言ってないか聞いてよ的存在。
精霊は邪霊ではないので、イタズラしようが、祓われる事はなく、イタズラしないでねとお願いするだけ。
下位の精霊のほうが素直らしい。なまじ高位精霊がつくと、出世や人が集まってくるかもしれないが、精霊の気分次第で振り回される可能性が高い。
そこで私は考えたのだ。精霊がみえる話せる力を神様にお願いして、加護をつけてもらう。
私に話かける事はないと神様は言っていたが、私が一方的に強く願い続ければ、私を見守っている神様が、仕方がないと加護をつけてくれるかもしれない。
そう考えた私は、神様が、話しかけてくれた日から、毎日夜になると、神様、私に精霊が見える力と話せる力の加護を下さいと月に向かって話し続けた。
声に出して言うことが大切。だって、心で願った所でスルーするに決まっているもの。毎日毎晩、ブツブツと願い事を言い続けた。
私の願いの返事が葉っぱの裏に、煩いからわかったと書いてあった。
本当に葉っぱにメッセージを書いてくるなんて、どんだけ日本昔話が好きな神様だ。
この加護を受け取った日から、私は毎日が楽しくて仕方がない。
また、神様も精霊の声がずっと聞こえるのは煩いだろうから、精霊の声を聞きたいときは、奥歯を強く噛むと聞こえ仕様にしてくれた。
暇があると私は、奥歯を噛んで精霊の話を聞いていた。
お茶会の時も周りの令嬢達の精霊の話をきいていたのだ。
ケーキも勿論美味しかったが、精霊の話を聞くのに食べ物を食べているのが効率よく聞ける。
美味しい物が食べれて話が聞けれるなんて、一石二鳥なのだ。
精霊の話を聞いていたら、カミラ公爵令嬢は、見た目の関係で家族と上手くいってないようだった。
公爵と公爵夫人は政略結婚で公爵は見た目が麗しくなく、夫人はそんな公爵を好きではないようだ。
公爵は夫人の美しさに惚れ込んてで、どんなワガママもきいている。
3人の子供のうち姉と兄は夫人に似て綺麗だが、カミラ令嬢は公爵にソックリで、夫人は姉と兄ばかり可愛がり、カミラをないがしろにしているようだ。公爵家の使用人も、カミラ令嬢にさり気なく意地悪をしてると精霊が話していた。
公爵は自分に似ているカミラに申し訳なく思いながら、夫人が好きすぎて、庇うこともしていないらしい。
カミラは自分の心を守るために、使用人達に強くでているため、良くない噂がながれ、ますます性格がきつくなったようだ。
カミラを見守っている、精霊が必死に他の精霊に話して、カミラに優しくしてあげてほしいと願っている。
カミラは第三王子のハインリヒを慕っているようだ。
だか、ハインリヒの精霊は、ハインリヒがカミラを嫌っているから無理だとソッポを向いている。
ハインリヒとカミラの精霊の相性は悪くない。どの精霊かは、色で判別している。色が似ている精霊は仲良くなれるが、全く色が違うと中々難しい。
ハインリヒやカミラは青や水色なので、水や氷の精霊だと確信している。
ちなみに私は金色なので光の精霊だ。私の家族は黄色や金色なのよね。だから、仲良しなのかも。
神様がいうには、精霊の姿は見えないほうが、自然体で過ごせるから、精霊の色が見えるようにしておくと書いてあった(葉っぱにね)。
強い色ほど、高位精霊らしい。なんやかんや文句を言ってくる神様だか、色々見守りながら、考えてくれてるのが嬉しい。
私はカミラの精霊の悲しそうな声が気になって、カミラの家に、潜入捜査の為、お茶会に招待してほしいと言ったのだ。
決して、お菓子に釣られた訳ではない。
カミラが幸せになれば、私も幸せになれるような気がするのだ。
カミラからは悪役令嬢になりそうな要素がぎっしり詰まっている。
悪役令嬢の友達モブになり、幸せに導いてみせる。だから、カミラの家庭問題を改善して、カミラを魅力的な女の子にして、王子と結婚させてみせる。
すなわち、ご先祖様ではなく、この赤ちゃん可愛いから見守るよ的な精霊の気まぐれでついてくれる。
だから、本人達はそんなに仲が悪いわけではないのに、あの人が側にいると居心地が悪いと感じるのは、精霊同士の相性が悪いのかもしれない。
産まれた赤ちゃんも親についている精霊と相性が良い精霊がつくので、家庭は同じ属性の精霊が多い。
そう考えると政略結婚は、精霊の相性が悪い同士に当たると最悪なのだ。
精霊も赤ちゃんの時からつくと、その人間に愛着がわくのか、死ねまで見守ってくれるらしい。
中には途中で離れる精霊もいるので、見守る精霊次第だ。
精霊にも、高位、中位、下位があるらしく高位精霊がついている人間は大成してるようだ。
守護霊同様に、精霊も私達には見えないし、話せないので、見える人の話の本を読んだら、そのような事が書いてあった。
よくWEB小説で精霊と話せる見えるで、不思議な力を持った聖女様扱いがあるが、この世界はそんな事はない。
ここでは、精霊がみえる話せるは、地球でいう霊と話せる人は、霊媒師さんみたいな扱いだ。
不運が続いているけど精霊が何か言ってないか聞いてよ的存在。
精霊は邪霊ではないので、イタズラしようが、祓われる事はなく、イタズラしないでねとお願いするだけ。
下位の精霊のほうが素直らしい。なまじ高位精霊がつくと、出世や人が集まってくるかもしれないが、精霊の気分次第で振り回される可能性が高い。
そこで私は考えたのだ。精霊がみえる話せる力を神様にお願いして、加護をつけてもらう。
私に話かける事はないと神様は言っていたが、私が一方的に強く願い続ければ、私を見守っている神様が、仕方がないと加護をつけてくれるかもしれない。
そう考えた私は、神様が、話しかけてくれた日から、毎日夜になると、神様、私に精霊が見える力と話せる力の加護を下さいと月に向かって話し続けた。
声に出して言うことが大切。だって、心で願った所でスルーするに決まっているもの。毎日毎晩、ブツブツと願い事を言い続けた。
私の願いの返事が葉っぱの裏に、煩いからわかったと書いてあった。
本当に葉っぱにメッセージを書いてくるなんて、どんだけ日本昔話が好きな神様だ。
この加護を受け取った日から、私は毎日が楽しくて仕方がない。
また、神様も精霊の声がずっと聞こえるのは煩いだろうから、精霊の声を聞きたいときは、奥歯を強く噛むと聞こえ仕様にしてくれた。
暇があると私は、奥歯を噛んで精霊の話を聞いていた。
お茶会の時も周りの令嬢達の精霊の話をきいていたのだ。
ケーキも勿論美味しかったが、精霊の話を聞くのに食べ物を食べているのが効率よく聞ける。
美味しい物が食べれて話が聞けれるなんて、一石二鳥なのだ。
精霊の話を聞いていたら、カミラ公爵令嬢は、見た目の関係で家族と上手くいってないようだった。
公爵と公爵夫人は政略結婚で公爵は見た目が麗しくなく、夫人はそんな公爵を好きではないようだ。
公爵は夫人の美しさに惚れ込んてで、どんなワガママもきいている。
3人の子供のうち姉と兄は夫人に似て綺麗だが、カミラ令嬢は公爵にソックリで、夫人は姉と兄ばかり可愛がり、カミラをないがしろにしているようだ。公爵家の使用人も、カミラ令嬢にさり気なく意地悪をしてると精霊が話していた。
公爵は自分に似ているカミラに申し訳なく思いながら、夫人が好きすぎて、庇うこともしていないらしい。
カミラは自分の心を守るために、使用人達に強くでているため、良くない噂がながれ、ますます性格がきつくなったようだ。
カミラを見守っている、精霊が必死に他の精霊に話して、カミラに優しくしてあげてほしいと願っている。
カミラは第三王子のハインリヒを慕っているようだ。
だか、ハインリヒの精霊は、ハインリヒがカミラを嫌っているから無理だとソッポを向いている。
ハインリヒとカミラの精霊の相性は悪くない。どの精霊かは、色で判別している。色が似ている精霊は仲良くなれるが、全く色が違うと中々難しい。
ハインリヒやカミラは青や水色なので、水や氷の精霊だと確信している。
ちなみに私は金色なので光の精霊だ。私の家族は黄色や金色なのよね。だから、仲良しなのかも。
神様がいうには、精霊の姿は見えないほうが、自然体で過ごせるから、精霊の色が見えるようにしておくと書いてあった(葉っぱにね)。
強い色ほど、高位精霊らしい。なんやかんや文句を言ってくる神様だか、色々見守りながら、考えてくれてるのが嬉しい。
私はカミラの精霊の悲しそうな声が気になって、カミラの家に、潜入捜査の為、お茶会に招待してほしいと言ったのだ。
決して、お菓子に釣られた訳ではない。
カミラが幸せになれば、私も幸せになれるような気がするのだ。
カミラからは悪役令嬢になりそうな要素がぎっしり詰まっている。
悪役令嬢の友達モブになり、幸せに導いてみせる。だから、カミラの家庭問題を改善して、カミラを魅力的な女の子にして、王子と結婚させてみせる。
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