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QUEST35.身も心も
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「腹ごなしに歩こうか」
「はい。ん?」
「おいおい、見せつけてくれるじゃねぇか」
食事を終えてまた少し歩いていると、雑多な冒険者が嫉妬で絡んくる。どこかで見たことがあるようにも思えるが、その程度の相手であるのは確かである。
「……邪魔」
軽くあしらって立ち去ろうとしたロイス。
レベルも、まだ男の集団には慣れていないようで後ろに隠れている。あまり怖がらせるのも悪いと考え、ロイスは可能な限り穏便に済ませる選択をした。
「あぁッ?」
なぜか怒りを向けてくる冒険者達。自分達で邪魔をしにきたのに、それで事実を言われると怒るのかわからない。
実は好きでちょっかいをかけたいとか、そういった愛情表現なのだろうか。
「Aランクが雁首揃えて新入りイジメ? もう少し隠そうよ」
ロイスはそう言いながら、少し路地裏に入ろうと暗に示した。片付けるのはそれほど難しくないが、人目のあるところでやってしまうと実力がバレたりもするので気をつける。
正直、やることは同じ――レベルと一緒に運良く倒しましたという体――なので、そのまま逃げるようにして路地へと消えた。
「ここまでこれば良いかな?」
「そうですね。ちょっと騒ぎにはなっていますが、バレたりはしませんよね」
路地住まいの者達が喧嘩に誘われて、レベルは少し心配そうである。
「……」
ロイスとしてはそれよりも気になることがあった。
「どうかしまアッ!」
見るか見るまいかという迷いのある視線を追ってみれば、レベルは自らの弾けた衣服に気づき驚いた。
戦いの最中、【ブロッサム】により見た目のみを重視した衣装は限界を迎えたのである。新しい服を選ぶ必要がありそうだ。
「……あー、えー」
元からはちきれんばかりだった胸など、ただ見せられるよりもこぼれ落ちていくる方が良く思えるもの。薄暗い背徳の底でありながら、ロイスの戦いで疲れたもう一つの身体は慰めを求める。
レベルの獣の姿にケダモノの魂を立ち上がらせる。
「えっと、これは、もしや……」
当然、レベルもズボンを押し上げている男魂に気づいて戸惑った。恥ずかしがりながらもチラチラと見たり見なかったりする姿は、腰を据えて対応するミランダとはまた違う感情を引きずり出そうとしてくる。
「わ、私で、よろしければ」
「そう。じゃあ」
「きゃっ」
なおも嫌がらないレベル。それどころか挑戦心に溢れた態度で、それにロイスは路地へとレベルを引き込むと、無遠慮に自らの腰を前に突き出して見せた。
「……お、大きい……」
前に押し出された長物を前にレベルは戸惑うけれど、前みたいに男へ向ける嫌悪の眼差しはない。どちらかというと慈しむかのように見えた。
どうすれば良いのかわからないまでも、槍を磨くというのは理解できているようである。隆々とした柄を指先で突っついたり、つまんでみたりとまるで子供。
しゃがみこんで上目遣いに見る姿もそれを助長させる。
「ふぅー、ふー……へん、変わったニオイです。熱くて、脈を打っていて」
「くすぐったいよ。それに、姿」
「あ……」
気づけば【ブロッサム】で変身してしまっていた。ロイスが指摘するも、気持ちの高ぶりを押さえられそうにはないようだ。
「も、もうこのままで。それに、こちらの方がお好きそうですし。だって、さらに固く」
言い訳がましいことを言うが、そんな羞恥さえロイスのムスコを元気にするには十分だった。
ここで調子に乗ってしまうのはロイスの悪いところか。
「えっと、その大きい二つのもので挟んでよ」
「え、えぇ?」
流石にいきなりで無茶な注文だったのか、レベルは己の山をロイスの槍を見比べるのだった。
「えっと、こう、ですか? すごく、熱い、ビクビクって……」
それでも、恐る恐るながら谷へとムスコを突き落とす。
「おぉ」
柔らかで滑らかな肌、固くもどこか柔らかく包み込んでくる体毛の奇妙な感覚。言いしれぬ初体験となったロイスは思わず声を漏らす。
十分に気持ちいいというのがわかってか、レベルも少しやる気になってパイ攻めを続ける。
「どうでしょう? 良いのかわかりませんが、私もなんだか、変な気持ちにン」
「良いよ。もう少し滑るようにしたいから、濡らして」
「濡らすって? どう? あ、そうでしたか」
もう少し潤滑油が欲しいと要求すると、レベルもすぐに理解して口の中に水分をため始める。そして舌を伝わしトロリと谷間に水気を送り込めば、がまん液と合わさり良く滑るようになる。
それでもなお肉圧によりしっかり包まれており、前後運動の度に女の下の口を出入りするかのごとき感覚を味わえる。
ジュッチュジュチュ。肌と肌が張り付きあう音がする。
「すごい、なんです、これっ」
レベルもまた、擦れる肉と肉の感触に戸惑いつつも不思議な快感を覚え始めていた。ある意味、ロイスという上位者を攻めるという感覚のそれか。
自らもさらなる興奮の段階へと到達する。
「おぉぉ……」
「ふぅ。はぁ。とても気持ち、良さそう……。私も、どんどん変な気持ちにッ」
こうして心のタガさえもはずれたレベルは、楽しそうにパイ攻めを続けた。
「はい。ん?」
「おいおい、見せつけてくれるじゃねぇか」
食事を終えてまた少し歩いていると、雑多な冒険者が嫉妬で絡んくる。どこかで見たことがあるようにも思えるが、その程度の相手であるのは確かである。
「……邪魔」
軽くあしらって立ち去ろうとしたロイス。
レベルも、まだ男の集団には慣れていないようで後ろに隠れている。あまり怖がらせるのも悪いと考え、ロイスは可能な限り穏便に済ませる選択をした。
「あぁッ?」
なぜか怒りを向けてくる冒険者達。自分達で邪魔をしにきたのに、それで事実を言われると怒るのかわからない。
実は好きでちょっかいをかけたいとか、そういった愛情表現なのだろうか。
「Aランクが雁首揃えて新入りイジメ? もう少し隠そうよ」
ロイスはそう言いながら、少し路地裏に入ろうと暗に示した。片付けるのはそれほど難しくないが、人目のあるところでやってしまうと実力がバレたりもするので気をつける。
正直、やることは同じ――レベルと一緒に運良く倒しましたという体――なので、そのまま逃げるようにして路地へと消えた。
「ここまでこれば良いかな?」
「そうですね。ちょっと騒ぎにはなっていますが、バレたりはしませんよね」
路地住まいの者達が喧嘩に誘われて、レベルは少し心配そうである。
「……」
ロイスとしてはそれよりも気になることがあった。
「どうかしまアッ!」
見るか見るまいかという迷いのある視線を追ってみれば、レベルは自らの弾けた衣服に気づき驚いた。
戦いの最中、【ブロッサム】により見た目のみを重視した衣装は限界を迎えたのである。新しい服を選ぶ必要がありそうだ。
「……あー、えー」
元からはちきれんばかりだった胸など、ただ見せられるよりもこぼれ落ちていくる方が良く思えるもの。薄暗い背徳の底でありながら、ロイスの戦いで疲れたもう一つの身体は慰めを求める。
レベルの獣の姿にケダモノの魂を立ち上がらせる。
「えっと、これは、もしや……」
当然、レベルもズボンを押し上げている男魂に気づいて戸惑った。恥ずかしがりながらもチラチラと見たり見なかったりする姿は、腰を据えて対応するミランダとはまた違う感情を引きずり出そうとしてくる。
「わ、私で、よろしければ」
「そう。じゃあ」
「きゃっ」
なおも嫌がらないレベル。それどころか挑戦心に溢れた態度で、それにロイスは路地へとレベルを引き込むと、無遠慮に自らの腰を前に突き出して見せた。
「……お、大きい……」
前に押し出された長物を前にレベルは戸惑うけれど、前みたいに男へ向ける嫌悪の眼差しはない。どちらかというと慈しむかのように見えた。
どうすれば良いのかわからないまでも、槍を磨くというのは理解できているようである。隆々とした柄を指先で突っついたり、つまんでみたりとまるで子供。
しゃがみこんで上目遣いに見る姿もそれを助長させる。
「ふぅー、ふー……へん、変わったニオイです。熱くて、脈を打っていて」
「くすぐったいよ。それに、姿」
「あ……」
気づけば【ブロッサム】で変身してしまっていた。ロイスが指摘するも、気持ちの高ぶりを押さえられそうにはないようだ。
「も、もうこのままで。それに、こちらの方がお好きそうですし。だって、さらに固く」
言い訳がましいことを言うが、そんな羞恥さえロイスのムスコを元気にするには十分だった。
ここで調子に乗ってしまうのはロイスの悪いところか。
「えっと、その大きい二つのもので挟んでよ」
「え、えぇ?」
流石にいきなりで無茶な注文だったのか、レベルは己の山をロイスの槍を見比べるのだった。
「えっと、こう、ですか? すごく、熱い、ビクビクって……」
それでも、恐る恐るながら谷へとムスコを突き落とす。
「おぉ」
柔らかで滑らかな肌、固くもどこか柔らかく包み込んでくる体毛の奇妙な感覚。言いしれぬ初体験となったロイスは思わず声を漏らす。
十分に気持ちいいというのがわかってか、レベルも少しやる気になってパイ攻めを続ける。
「どうでしょう? 良いのかわかりませんが、私もなんだか、変な気持ちにン」
「良いよ。もう少し滑るようにしたいから、濡らして」
「濡らすって? どう? あ、そうでしたか」
もう少し潤滑油が欲しいと要求すると、レベルもすぐに理解して口の中に水分をため始める。そして舌を伝わしトロリと谷間に水気を送り込めば、がまん液と合わさり良く滑るようになる。
それでもなお肉圧によりしっかり包まれており、前後運動の度に女の下の口を出入りするかのごとき感覚を味わえる。
ジュッチュジュチュ。肌と肌が張り付きあう音がする。
「すごい、なんです、これっ」
レベルもまた、擦れる肉と肉の感触に戸惑いつつも不思議な快感を覚え始めていた。ある意味、ロイスという上位者を攻めるという感覚のそれか。
自らもさらなる興奮の段階へと到達する。
「おぉぉ……」
「ふぅ。はぁ。とても気持ち、良さそう……。私も、どんどん変な気持ちにッ」
こうして心のタガさえもはずれたレベルは、楽しそうにパイ攻めを続けた。
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