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冒険と成長の三姉妹

壁ドンされるサーシャ

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【食後のひととき】
時間は戻り…食事が終わりアリス達が風呂に向かった後、ヒイロの勧めでミルからマッサージをしてもらう事になったサーシャ

「それでは…マッサージを…始め…ますね。はい、ベッドに仰向けで…寝てください…あの…出来れば…その、裸で…」

モジモジしながら、サーシャに全裸を要求してきたミルだった

「えっ?全裸なのですの?」

他の姉妹なら、躊躇なく脱いでいるかも知れない。何故なら、ミルが男の娘だと言う事を知らないから…しかし、サーシャだけは知っている

いくら10歳の子とは言え、サーシャから見れば、2つ年下の異性に対して全裸になるという事なのだ。普通に恥ずかしいのである。しかし、ミルはいたって真面目な顔をしている

「わ、分かりましたですの…」
 

当然、恥じらうサーシャだったがミルの真剣さにおされてしまい全裸になった。ミルは温かいお湯の中にタオルを浸し、軽く絞った後にそのタオルでサーシャの背面を拭き始めた

(んっ!これは、恥ずかしいけど、こそばゆいですの!…でも、ミルは真剣ですの)

ミルはサーシャの首周りから、足の爪先まで丁寧に拭きあげた。その後、小さなその指で首周りから、肩、二の腕、脇、腰、膝、足首と順番に指圧を続けた

「…うーん…特に…肩凝りが酷いみたい…ですね」

サーシャの戦闘は、鉄球をブン投げている
肩に疲労が貯まりやすいから納得だ

「まずは…全身を軽くマッサージ…しますね…それから…お風呂で…血行を良くして…布団に戻ったら…本格的に…」

(ミルってば真剣ですの…真面目にしてくれるのだから、従わないのは申し訳ないですの)



【お風呂場】
サーシャの後に続いて、ミルも浴室に入って来た。目線を下に向けると…小さなキカン棒は、確かにソコにあった

「やっぱり…サーシャさんは…ボクが…男の子だって…知っていたん…ですね…何となく…そんな気は…してました…でも…良く…分かりましたね?」

「あっ!…えっと、ほら…私は性奴隷でしたでしょ?…ですから、何となくと言うか…女の勘みたいなものですの!」

ハイランド渓谷のロッジで、寝ているミルに悪戯した時に偶然知ってしまった!とは言えないサーシャだった

「そうですか……凄いですね…」

それからは、2人は黙々と互いの身体を洗いあっていた


【キッチン】
既にアリス達は馬小屋に行っていた。何故かカルーアとヒイロも居ない

(最近の2人は仲良しさんだから、工房で仲良くしてるのかな?それはソレでサーシャは応援しますの!)

サーシャはタオルで髪を拭いていた

「サーシャさん…聞いても…良いですか?…ボク…こんな見た目だから…女の子に間違われる事が…多いんです…やっぱり…変でしょうか?」

何時になく真剣な表情をしているミル。サーシャは慎重に、言葉を選んだ

「私は……可愛い系の男子も、全然有りだと思ってますの!ヒイロお兄さまの様に、凛々しい顔立ちも、もちろん好きですけど…アドルさんって、英雄って言われてますけど、どちらかと言えば、童顔でしょう?だからね、その、悪くないなぁ~って…」

「誤魔化さないで…正直に言ってください!」

ミルにしては珍しく、と言うか、ハッキリとチカラ強く言い切ったのは、初めての事だった

「えっと……あの、ですの……!?」

ミルの予想外の迫力に押されて、【壁ドン】されたサーシャ!もちろん、その行為だけでも、十分に驚きの事実だったが…

「その、兄さん…私を使って、感じて欲しいんだ…良かったら、股の間で……」

なんと!押し付けられた壁の向こう側。工房の外からカルーアの声が壁を伝って、小さくではあるが響いてきた

(これは!?カルーア姉さまと、ヒイロ兄さまがお外で…青姦中なのですの?もの凄く激しいカルーア姉さまの息遣いが、壁越しに聞こえて来ますの!)

壁の向こう側に気を取られていたサーシャ。すると、ミルが抱きついてきた

「今夜は…ボクと同じ布団で…朝まで、その……色々と…教えて…くれま…せんか?」

背後からは2人の激しい営みの音。前からはミルの真剣なアピール…サーシャのキャパシティは限界だった。その時、運命の閃(ひらめ)きがサーシャに走った

(そうですの!一角土竜に責め立てられたあの感覚…男の娘のミルちゃんなら、どんな反応をするのかしら?)

こんな時にまで、よこしまな発想がサーシャの頭に浮かんだ。サーシャはミルの手を引き、姉妹達の寝室へ向かった。今夜なら誰の邪魔も入らないだろう



続く
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