93 / 162
第2部 第1章 可憐な王女 -新素材繊維-
第93話 大きな実績ができましたね
しおりを挟む
「ささやかなダンスパーティを開きたく思いますの」
サフラン王女は、みずからが選びぬいた新素材の生地を抱きしめながら提案した。
「せっかく、みなさまが作り出した新しい物ですもの。華々しくお披露目すべきですわ」
そうと決まったら、王女の行動は早かった。
「さあ、みなさまのサイズを採寸いたしますわ!」
「楽団と会場は押さえましたわ。宮廷においでくださいませ」
「賓客への招待状も準備しませんと……。みなさまも、お招きしたいご友人がいらっしゃいましたら是非、仰ってください」
サフラン王女は本当に楽しそうに準備を進めていた。
その間に織っていた新素材の生地は、やっと王女が望む量に達する。
「みなさまの衣装は、わたくしが責任を持って仕立てますわ。楽しみにしていてくださいまし」
そうしてサフラン王女は生地を持ち帰った。
そしてパーティの三日前に届けられた衣装に身を包み、おれたちは会場へ赴いた。
「久しいな、ショウ・シュフィール。新たな生活はどうか?」
「これは陛下。慣れない生活に苦労しておりますが、お陰様でなんとか体面を保てております」
「うむ。今日は日頃の疲れは忘れ、楽しんでいくが良い」
「ありがとうございます」
「我が娘サフランが珍しく開いた会である。あのように楽しげな様子を見るのは久しい。なにか仕込みがあると見るが、どうか?」
「それはあとのお楽しみというものです」
王はにやりと笑う。
それから伴ってきた第一王女と第二王女、それぞれの夫婦を紹介してくれる。
挨拶もそこそこのところで、楽団による演奏が始まる。
サフラン王女の出番はまだ先。予定通りだ。
「ソフィア、踊ろう」
「はい、ショウさん」
最初の曲はソフィアと、ゆっくり穏やかに。
次はノエルと、ダンスのおぼつかない彼女をリードして。
三曲目はアリシアと。真面目で動きの固いダンスを、少しずつ解きほぐすように。
始まりの三曲が終わると、いよいよ会場にサフラン王女が現れる。
「みなさま、本日はご来賓いただきありがとうございます。本日はささやかなダンスパーティですが、その趣旨は、この国で新たに作り出された物を、みなさまにご披露することにございます」
それを聞いて王は「ほう」と呟く。
「今、まさにみなさまがご覧になっているわたくしのドレス。こちらこそが、その新しき物なのです」
第二王女は露骨に眉をひそめた。
「このところ外出が多いと思ったら、あの子はまた、つまらないことを……」
「マーシャ、今はよしなさい」
第一王女にたしなめられて第二王女は口を閉じる。しかし当の第一王女も、サフラン王女に期待していないのか、どこかつまらなそうにしている。
「ただのドレスではございません。それを今、お見せいたしますわ」
サフラン王女は楽団に視線を送る。続いてノエルにも。
静かな流水を連想させる音楽が演奏され始めると、ノエルも魔法を発動させる。
それはダンスホールの中央に、水の芸術を出現させた。
いくつもの水滴が上下に左右に、踊るように弾む。
サフラン王女は、その中へ軽やかに飛び込んでいった。
水とともにサフラン王女は華麗なステップを踏む。
「濡れていないぞ……?」
賓客の誰かが呟き、みんなが気づく。
水が当たっても、王女のドレスはそれを弾く。
これこそが新素材生地の特徴のひとつだった。
撥水効果を持ち、多少の水滴程度では濡れない。
特徴はそれだけではない。
「なんて軽やかなのかしら。あのデザインでは、かなり重いでしょうに……」
サフラン王女のドレスは踊ることを考慮されてはいるが、デザインのボリュームは多い。必然的に使う生地の量は多くなり、本当なら無視できない重さになる。
しかし新素材生地は、従来の生地に比べてかなり軽いのだ。
ゆえに、見た目に反して軽やかに動ける。
やがて賓客らは、流水と一体となったサフラン王女の美しさに見惚れていく。
第二王女も、第一王女も、目を離せずにいる。
サフラン王女が誘うように、おれたちに手を差し伸べる。
さっそくソフィアが前に出て、その手を取り、ふたりで踊り始める。
おれもアリシアの手を取り、水の中でステップを踏む。
そして最後にノエルは水を細かく拡散させ、室内に見事な虹を作ってみせた。
ダンスを終えて、王女を中心におれたちは深くお辞儀をする。
わっ、と感激の拍手が鳴り響く。
「みなさま、ありがとうございます。ご覧になられましたように、このドレスの生地は濡れません。丈夫で、軽く……さらに季節に左右されず大量生産が可能なのです」
嬉しそうに、誇らしそうに王女はおれたちに視線を向ける。
「そうです。あのガルベージ工房の方々が生み出した新素材……。その新しい活用法が、この生地なのです」
また拍手が起こるが、おれは手を上げてそれを制する。
「特筆する点はまだあります。この活用法は、サフラン様の発想から始まりました。この素晴らしい生地を選びだしたのも、おれたちの衣装をデザインし、仕立ててくださったのも、サフラン様なのです」
おれの声にソフィアも呼応する。
「共に新しき物を生み出したサフラン様に、深い感謝と尽きない友情を捧げたく思います」
それで改めて拍手が巻き起こる。
「ふ、ふん……。なによ、サフランのくせに……。やるじゃない」
第二王女が小さな拍手をしながら、静かに会場を去っていくのが見えた。
一方の第一王女は手を叩きながらサフラン王女に近づいていく。
「サフラン、貴方にもひとつ、大きな実績ができましたね」
「それ以上に、素晴らしい友人を得ました。わたくしの自慢です」
「わたくしにも自慢がひとつ増えましたわ。貴方という妹です」
「姉上様……」
「貴方を見くびっていました。わたくしの不覚です。今までごめんなさい」
サフラン王女は、みずからが選びぬいた新素材の生地を抱きしめながら提案した。
「せっかく、みなさまが作り出した新しい物ですもの。華々しくお披露目すべきですわ」
そうと決まったら、王女の行動は早かった。
「さあ、みなさまのサイズを採寸いたしますわ!」
「楽団と会場は押さえましたわ。宮廷においでくださいませ」
「賓客への招待状も準備しませんと……。みなさまも、お招きしたいご友人がいらっしゃいましたら是非、仰ってください」
サフラン王女は本当に楽しそうに準備を進めていた。
その間に織っていた新素材の生地は、やっと王女が望む量に達する。
「みなさまの衣装は、わたくしが責任を持って仕立てますわ。楽しみにしていてくださいまし」
そうしてサフラン王女は生地を持ち帰った。
そしてパーティの三日前に届けられた衣装に身を包み、おれたちは会場へ赴いた。
「久しいな、ショウ・シュフィール。新たな生活はどうか?」
「これは陛下。慣れない生活に苦労しておりますが、お陰様でなんとか体面を保てております」
「うむ。今日は日頃の疲れは忘れ、楽しんでいくが良い」
「ありがとうございます」
「我が娘サフランが珍しく開いた会である。あのように楽しげな様子を見るのは久しい。なにか仕込みがあると見るが、どうか?」
「それはあとのお楽しみというものです」
王はにやりと笑う。
それから伴ってきた第一王女と第二王女、それぞれの夫婦を紹介してくれる。
挨拶もそこそこのところで、楽団による演奏が始まる。
サフラン王女の出番はまだ先。予定通りだ。
「ソフィア、踊ろう」
「はい、ショウさん」
最初の曲はソフィアと、ゆっくり穏やかに。
次はノエルと、ダンスのおぼつかない彼女をリードして。
三曲目はアリシアと。真面目で動きの固いダンスを、少しずつ解きほぐすように。
始まりの三曲が終わると、いよいよ会場にサフラン王女が現れる。
「みなさま、本日はご来賓いただきありがとうございます。本日はささやかなダンスパーティですが、その趣旨は、この国で新たに作り出された物を、みなさまにご披露することにございます」
それを聞いて王は「ほう」と呟く。
「今、まさにみなさまがご覧になっているわたくしのドレス。こちらこそが、その新しき物なのです」
第二王女は露骨に眉をひそめた。
「このところ外出が多いと思ったら、あの子はまた、つまらないことを……」
「マーシャ、今はよしなさい」
第一王女にたしなめられて第二王女は口を閉じる。しかし当の第一王女も、サフラン王女に期待していないのか、どこかつまらなそうにしている。
「ただのドレスではございません。それを今、お見せいたしますわ」
サフラン王女は楽団に視線を送る。続いてノエルにも。
静かな流水を連想させる音楽が演奏され始めると、ノエルも魔法を発動させる。
それはダンスホールの中央に、水の芸術を出現させた。
いくつもの水滴が上下に左右に、踊るように弾む。
サフラン王女は、その中へ軽やかに飛び込んでいった。
水とともにサフラン王女は華麗なステップを踏む。
「濡れていないぞ……?」
賓客の誰かが呟き、みんなが気づく。
水が当たっても、王女のドレスはそれを弾く。
これこそが新素材生地の特徴のひとつだった。
撥水効果を持ち、多少の水滴程度では濡れない。
特徴はそれだけではない。
「なんて軽やかなのかしら。あのデザインでは、かなり重いでしょうに……」
サフラン王女のドレスは踊ることを考慮されてはいるが、デザインのボリュームは多い。必然的に使う生地の量は多くなり、本当なら無視できない重さになる。
しかし新素材生地は、従来の生地に比べてかなり軽いのだ。
ゆえに、見た目に反して軽やかに動ける。
やがて賓客らは、流水と一体となったサフラン王女の美しさに見惚れていく。
第二王女も、第一王女も、目を離せずにいる。
サフラン王女が誘うように、おれたちに手を差し伸べる。
さっそくソフィアが前に出て、その手を取り、ふたりで踊り始める。
おれもアリシアの手を取り、水の中でステップを踏む。
そして最後にノエルは水を細かく拡散させ、室内に見事な虹を作ってみせた。
ダンスを終えて、王女を中心におれたちは深くお辞儀をする。
わっ、と感激の拍手が鳴り響く。
「みなさま、ありがとうございます。ご覧になられましたように、このドレスの生地は濡れません。丈夫で、軽く……さらに季節に左右されず大量生産が可能なのです」
嬉しそうに、誇らしそうに王女はおれたちに視線を向ける。
「そうです。あのガルベージ工房の方々が生み出した新素材……。その新しい活用法が、この生地なのです」
また拍手が起こるが、おれは手を上げてそれを制する。
「特筆する点はまだあります。この活用法は、サフラン様の発想から始まりました。この素晴らしい生地を選びだしたのも、おれたちの衣装をデザインし、仕立ててくださったのも、サフラン様なのです」
おれの声にソフィアも呼応する。
「共に新しき物を生み出したサフラン様に、深い感謝と尽きない友情を捧げたく思います」
それで改めて拍手が巻き起こる。
「ふ、ふん……。なによ、サフランのくせに……。やるじゃない」
第二王女が小さな拍手をしながら、静かに会場を去っていくのが見えた。
一方の第一王女は手を叩きながらサフラン王女に近づいていく。
「サフラン、貴方にもひとつ、大きな実績ができましたね」
「それ以上に、素晴らしい友人を得ました。わたくしの自慢です」
「わたくしにも自慢がひとつ増えましたわ。貴方という妹です」
「姉上様……」
「貴方を見くびっていました。わたくしの不覚です。今までごめんなさい」
27
お気に入りに追加
1,283
あなたにおすすめの小説
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
勇者召喚に巻き込まれたモブキャラの俺。女神の手違いで勇者が貰うはずのチートスキルを貰っていた。気づいたらモブの俺が世界を救っちゃってました。
つくも
ファンタジー
主人公——臼井影人(うすいかげと)は勉強も運動もできない、影の薄いどこにでもいる普通の高校生である。
そんな彼は、裏庭の掃除をしていた時に、影人とは対照的で、勉強もスポーツもできる上に生徒会長もしている——日向勇人(ひなたはやと)の勇者召喚に巻き込まれてしまった。
勇人は異世界に旅立つより前に、女神からチートスキルを付与される。そして、異世界に召喚されるのであった。
始まりの国。エスティーゼ王国で目覚める二人。当然のように、勇者ではなくモブキャラでしかない影人は用無しという事で、王国を追い出された。
だが、ステータスを開いた時に影人は気づいてしまう。影人が勇者が貰うはずだったチートスキルを全て貰い受けている事に。
これは勇者が貰うはずだったチートスキルを手違いで貰い受けたモブキャラが、世界を救う英雄譚である。
※他サイトでも公開
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる