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第四章 捲土重来
第64話 ラウンド2
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再び影の中へ潜ったモーティブ、糸見は針剣を構えなおして、目をつぶる。
(奴は闇、影を移動する。ならば単純な話し、光だな。しかし残念ながらここは光が比較的少ないホール)
「考え事ですかな」
モーティブは足元に現れた。そして闇へと引きずり込まれる糸見。
「ボス!」
引きずり込まれた影の中は本当に何も無い、いや実際にはまだある、闇が真っ黒がそこには広がっていた。糸見はとんでもない所に引きずり込まれてしまったと思った。
「ようこそ、影の世界へ」
「何も見えない、これではやりづらいな」
「では、じっくり殺りましょうか」
(どこにいる、やつは必ずいるはずだ、どこから来る?)
すると糸見の頬を刃が掠った。
「ん?」
「すいません、顔を傷つけてしまいました」
「厄介だなやっぱり」
糸見は警戒して殺気をよむが全く感じなかった。
「!?」
糸見は肩にくないが刺さっているのを確認するとそれを抜き取り真っ暗の空間に放り投げる。
「殺気をよんでも無駄ですよ、殺気を殺すのも仕事ですからね。最初のはわざと殺気を出して攻撃をしていました。まんまとかかりましたね、戦いは頭脳もいるんですよ、糸見様」
「あぁ、そうみたいだな。なら、捕まえようか」
「は?何を言っているんですかあなたは。私が見えないのにどうやって捕まえるんですか」
「まぁ、見てなって」
糸見は目をつぶった。この空間だと本当につぶっているか自分でもわからなくなるが確かにつぶった。
(何を考えている、こいつは、まぁ次で最後にしてやろう、驕るなどバカだったかこいつは)
そして、くないではなく自身の一番の得物小太刀を抜き糸見に静かに忍び寄ると腹を刺した。
「終わったな、糸見」
モーティブが小太刀を抜こうとした、がピクリとも動かなかった。
「な、!?」
「見つけたぜ」
糸見は小太刀を掴んで、手に持っていた針剣でモーティブを切り裂いた。
そして、気づくと糸見はホールに立っていた。
「くっ!」
糸見は腹に刺さった小太刀を抜き取って床に刺すと、膝をつく。
「さすがに、痛ぇな」
「ボス!」
シーバが糸見に駆け寄ってくる。
「あぁ、少し無理しすぎたか」
糸見はモーティブを探すと、向かいの壁に肩から裂かれた傷口を押さえながら寄りかかって座っていた。
「み、見事だ、まさか、、あそこから捨て身で俺を見つけ、、攻撃するとはな」
「もうしゃべるな、傷口が開く」
「トドメをさせ、、糸見」
糸見は手をつき立ち上がると、小太刀を持ってモーティブへ近づく。そして彼の前で小太刀を床に突き立てると、その場に座った。
「いいや、トドメはささない。私はお前が気に入った、戦い方もストレートで好きだし、何より強い、ここで殺すのは惜しい。それにお前の私への呼称が気になる」
「な、なんだと!お前がトドメをささないとこのゲームは終わらないんだぞ」
「いいや、終わる、お前が協力するならな」
「な、なんだと!どうすると言うのだ?」
糸見は微笑みながらモーティブに話し始める。
そのころゴトーは、カメラが破壊されて怒っていた。
「オーノー、許しませんよ、せっかくのお楽しみを奪いやがってー」
(奴は闇、影を移動する。ならば単純な話し、光だな。しかし残念ながらここは光が比較的少ないホール)
「考え事ですかな」
モーティブは足元に現れた。そして闇へと引きずり込まれる糸見。
「ボス!」
引きずり込まれた影の中は本当に何も無い、いや実際にはまだある、闇が真っ黒がそこには広がっていた。糸見はとんでもない所に引きずり込まれてしまったと思った。
「ようこそ、影の世界へ」
「何も見えない、これではやりづらいな」
「では、じっくり殺りましょうか」
(どこにいる、やつは必ずいるはずだ、どこから来る?)
すると糸見の頬を刃が掠った。
「ん?」
「すいません、顔を傷つけてしまいました」
「厄介だなやっぱり」
糸見は警戒して殺気をよむが全く感じなかった。
「!?」
糸見は肩にくないが刺さっているのを確認するとそれを抜き取り真っ暗の空間に放り投げる。
「殺気をよんでも無駄ですよ、殺気を殺すのも仕事ですからね。最初のはわざと殺気を出して攻撃をしていました。まんまとかかりましたね、戦いは頭脳もいるんですよ、糸見様」
「あぁ、そうみたいだな。なら、捕まえようか」
「は?何を言っているんですかあなたは。私が見えないのにどうやって捕まえるんですか」
「まぁ、見てなって」
糸見は目をつぶった。この空間だと本当につぶっているか自分でもわからなくなるが確かにつぶった。
(何を考えている、こいつは、まぁ次で最後にしてやろう、驕るなどバカだったかこいつは)
そして、くないではなく自身の一番の得物小太刀を抜き糸見に静かに忍び寄ると腹を刺した。
「終わったな、糸見」
モーティブが小太刀を抜こうとした、がピクリとも動かなかった。
「な、!?」
「見つけたぜ」
糸見は小太刀を掴んで、手に持っていた針剣でモーティブを切り裂いた。
そして、気づくと糸見はホールに立っていた。
「くっ!」
糸見は腹に刺さった小太刀を抜き取って床に刺すと、膝をつく。
「さすがに、痛ぇな」
「ボス!」
シーバが糸見に駆け寄ってくる。
「あぁ、少し無理しすぎたか」
糸見はモーティブを探すと、向かいの壁に肩から裂かれた傷口を押さえながら寄りかかって座っていた。
「み、見事だ、まさか、、あそこから捨て身で俺を見つけ、、攻撃するとはな」
「もうしゃべるな、傷口が開く」
「トドメをさせ、、糸見」
糸見は手をつき立ち上がると、小太刀を持ってモーティブへ近づく。そして彼の前で小太刀を床に突き立てると、その場に座った。
「いいや、トドメはささない。私はお前が気に入った、戦い方もストレートで好きだし、何より強い、ここで殺すのは惜しい。それにお前の私への呼称が気になる」
「な、なんだと!お前がトドメをささないとこのゲームは終わらないんだぞ」
「いいや、終わる、お前が協力するならな」
「な、なんだと!どうすると言うのだ?」
糸見は微笑みながらモーティブに話し始める。
そのころゴトーは、カメラが破壊されて怒っていた。
「オーノー、許しませんよ、せっかくのお楽しみを奪いやがってー」
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