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中等部4年編

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 生徒会室を出ると、ルーカスは自身に結界を張り、リヴァイの気配に集中した。


 部屋に戻ったのか。


 ルーカスはリヴァイの元へと急いだ。




 部屋の前に到着すると、ルーカスは扉の前で立ち止まった。


 このまま入れば、きっとリヴは僕に謝るのだろう。けれどそれでは、意味が無い……。


 ルーカスは扉を軽く叩いた。部屋の中に居るリヴァイにも聞こえただろう。しかしルーカスは中に入る事はせず、扉に手を当て、口を開いた。


「リヴ。ごめんね、リヴ……」


 すると突然扉が勢いよく開かれ、リヴァイがルーカスの腕を引き、彼を引きずり込んだ。
 そしてルーカスの肩を掴み壁に強く押し付ける。


「何に対しての、謝罪ですか……? 私を愛さないこと? セドリックを愛したこと? それとも、私に、愛していると、嘘をついたことですか……。貴方は、演技がお上手ですから」


「っ! 僕は嘘なんて……んんっ!!」


 リヴァイはルーカスの言葉を遮る為に強引に口付けをする。ルーカスの口をこじ開け舌を侵入させると、彼の口内を舌で撫で回した。


「んぅ、、ふぁ、ぁ……」


 そんな顔をしないでよ……。


「あっ!? リヴ……! 待っ……て、っ、!」


 リヴァイはルーカスの陰茎を衣服の上から膝でぐりぐりと刺激する。その強い刺激にルーカスは体をびくびくとさせながらもリヴァイを止めようとする。

 しかしリヴァイは険しい表情でルーカスを睨んだ。


「ははっ、好きじゃなくなった、嫌いな相手から、無理矢理こんな事をされても勃つんだな。セドリックともこんな風に、、ゔっ!」


 悲しそうな怒ったような表情でそんなことを言い出したリヴァイを、今度はルーカスが壁に押し付けた。


「僕がいつ、君を、嫌いだと言った。いつ、君ではなくセドリックを好いていると言った? 何故セドリックの言葉だけを信じるんだい」


 恋人の僕の話は聞こうともしないくせに。遮るくせに。


「殿、、んっ」


 イライラする……。


 今度はルーカスの方がリヴァイの言葉を遮る為に口付けをした。舌を絡め取り、水音を立て長めの口付けを。


「……えっちするんでしょ。準備してくる……」


 唇を離すと、ルーカスはそう言って浴室の方へ向かって行った。




 浴室に入り、軽くシャワーを浴びると、直ぐにお尻の準備をした。


 相談したのも僕だし、欲張ったのも僕だけど、話すら聞いてくれないなんて。……けど、やっとリヴの方から手を出したんだ。謝罪する暇なんて絶対にあげない。




 準備を終えると、ルーカスはリヴァイの元へ戻った。するとリヴァイはルーカスの予想通りすぐに謝罪しようと口を開いた。

 しかしルーカスはそれを遮るように言い放つ。


「殿下、申、、」


「リヴ。君も湯浴みをしておいで」


「っ、、は、い……」


 リヴァイは少し落ち込んだ様子で浴室へと向かっていった。




 リヴァイの湯浴みを待つ間、ルーカスはベッドを整え準備をした。


 せっかくだから、メディソンに貰った精力剤を使ってみようか。効果が出ると良いけれど。


 ルーカスは亜空間に仕舞っていた精力剤の入った箱を取り出すと、1瓶開けて飲んでいく。


 うう、甘っ……。何が入っているんだろう?


 1瓶飲み干すと、少し様子を見るためにルーカスはぼーっと待った。しかし待てども効果が現れる様子はない。


 1瓶では足りないのかな。


 そう思い、2瓶目を開け少量ずつ飲んで行った。それでも一向に効果が現れない。

 ルーカスは少し焦った様子で3瓶目を開け飲んでいく。


 きっと、量が足りないだけ……。


 そうして3瓶目を飲み干すが、効果が現れなかった。


 ああ、やはり、駄目だった……。


「はあ、何も上手くいかないな……」


 リヴもそろそろ上がるだろうから、片付けておかないとバレてしまう。


 そう思いルーカスが瓶を片付けようとした時、浴室へ向かう扉がガチャリと開かれた。


「殿下……?」


「あ、リヴ、、」


 ……あれ?


「殿下っ!!」


 ルーカスはリヴァイの気配に気付いておらず、突然開いた扉に驚きそちらに振り向いた。その様子にリヴァイが怪訝そうに名を呼ぶと、ルーカスはリヴァイと目を合わせた。


 その瞬間、身体中に電気が走ったような感覚がし、ルーカスはその場に崩れ落ちるように座り込んだ。そして息が荒く、胸の辺りを苦しそうに抑えるルーカスに、リヴァイは慌てて近寄り声を掛ける。


 体が熱い……! リヴ……リヴに触れたい!


 するとルーカスはリヴァイの服をぎゅっと掴み、自身の方へ引く。


「キス、、リヴ、キスして……」


「っ、しかし……!」


「はやくぅ……キスしてよ」


 ルーカスは心配し断るリヴァイに何度も口付けをせがむ。しかしリヴァイはルーカスを抱き上げベッドへ移動させようとする。


「一先ずベッドへ移動しま……んっ。……っ、、」


 リヴァイがルーカスを抱えると、2人の顔の距離が近付いた。その為ルーカスはリヴァイの顔に手を伸ばし自ら口付けをした。舌を入れリヴァイを煽るように声を漏らす。

 するとリヴァイも限界か、ベッドにルーカスを下ろすとルーカスの口内を蹂躙する様に熱い口付けをした。


 気持ち良い……。




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