ばあちゃんの豆しとぎ

第7回ほっこり・じんわり大賞参加中! 現在の順位:135
「クローズアップなら人生は悲劇、遠写なら喜劇 byチャールズ・チャップリン」

 2児の母である「私」。祖母が突然亡くなり、住んでいる北関東から真冬の北三陸に急きょ帰ることに。しかも祖母の遺志で昔ながらの三晩続く通夜と葬儀を自宅で行うというのだが、実家は古民家でもなければ豪邸でもないごく普通の、昭和築の6SKの一般住宅ーーそんな事できるの?

 しかも平日ど真ん中で療育の必要な二男、遠距離出張中でどこか他人事の夫、と出かける前から問題は山積み。

 18歳まで過ごした実家、懐かしい顔ーーしかし三世代六人が寝泊まりし、早朝から近所の人から覚えてないような親戚までもが出入りするためプライバシーは無く、両親も遠慮が無い。しかも知らない風習だらけでてんやわんや。
 親子、きょうだい、祖父母と孫ーー身内だからこそ生じる感情のズレやぶつかり合い、誰にも気づいてもらえないお互いのトラウマ。そんな中、喪主の父と縁の下の力持ちの母がまさかの仲違いで職務放棄???

 自由過ぎる旧友やイケメン後輩とのまさかの再会ーー懐かしい人々の力を借りながら、家族で力を合わせて無事に祖母を送る事はできるのか……?




※舞台は2000年代のフィクションです。
※複数の地方の風習や昭和、平成当時の暮らしぶりや昔話が出てきますが、研究や定説によるものではなく個人の回想によるものです。
※会話文に方言や昭和当時の表現が出てきます。ご容赦ください。

※なお、某朝ドラで流行語となった「じぇじぇじぇ!」という感嘆詞について、番組放送前は地域限定型の方言でネイティブ話者は百人程度(適当)であった事をついでに申し添えておきます(豆知識)
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