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最終章〜終結。そして始まる

119話〜タツキ問い詰められる{☆}

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 タツキは儀式をとめた理由を、ユウとオルドパルスに話していた。

 だが2人は、その説明をきくも信じられず、まだタツキを疑っていた。

 タツキは、このままではらちがあかないと思い、やむをえずバッグの中から、ラミアスの水晶をとりだし、オルドパルスとユウにその水晶をみせた。

「そ、それは!?ま、まさか!あ、あのラミアスの水晶なのですか?ですが、信じられません!」

 オルドパルスは驚き、タツキが持つラミアスの水晶をみていた。

 すると、ユウの持つ魔神の水晶から、ディスペアーが唇をふるわせたような声で話しだした。

「そ、その水晶から、ラ、ラミアス様の気配が……。いやだが、異世界の者が塔を攻略しなければラミアス様の水晶は入手できないはずだ」

「じゃ、その水晶を持っているって事は……。お前は、俺と同じ世界の奴って事なのか?」

 そう言うとユウは、タツキの事がさらに気になり、じーっとみていた。

「ああ、そういう事だ。ユウ、これで信用してくれるか?」

 そうタツキが言うと、なぜ自分の名前を知っているのか、ユウは疑問に思った。

(ん~、何でコイツ。俺の名前を知ってるんだ?それにこの声だけど、間違いなくききおぼえがある。
 でもどこで?そうなると、リアで会った事のある奴だと思う。
 ん?そういえば、名前きいてなかったな)

「……ちょっと気になったんだけど。何で俺の名前を、知ってるんだ?いくら同じ世界の奴でも……会った事もないのに変だろう!」

 ユウはそう言い、タツキを疑いの目でみている。

「ユウ様が貴方様と会われた事がない。そうなると確かに、名前を知っているのはおかしいですね」

「それは……これには……」

 ユウとオルドパルスに問い詰められ、どうごまかしたらいいかと、タツキは悩んでいた。

(シマッタ!つい、ユウの名前を口走った。どう説明したらいい?てか、その前にこの状況下で、ラミアスは何でなんの反応もしてこない?)
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