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ギルド職員編

ルーク死す

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 ――大番狂わせだ! ブサクロノがルークに勝ちやがった!


 Dランクにして闇の魔術師が、王都のCランクの冒険者に勝った。賭けの受付のおっさんが騒ぐと、観客は悲鳴を上げた。


 そう、賭けなのである。この場に居る誰もが、手堅い賭けだと思い、ルークの勝利に大金を賭けた。鼻が高いあの人もざわざわする、大損!!


 そんな中、駆けてきて俺に肩を組んでくる男が居る。イケメンにして賭けを見事的中させた、ライオネルである。


「クロノ凄ぇじゃん! まさか勝つとはなぁ!」

「言ったろ。誕生日プレゼントだ。絶対に受け取ってくれよな?」

「もちろんだぜ。でもいいのか? こんな大金だし、半分くらい分けても――」

「半分分けたらマイナスだろうが。1.9倍なんだから……」

「そこは勝利したお祝いってやつさ」

「気持ちだけ受け取っておく。良い鎧を買って、ロマン道を満喫してくれ」


 まぁ、喜ぶのは今だけだと思うけど。


 さて、さっそく勝利の権利を行使しようとすると、観客の阿鼻叫喚で俺の声がかき消されそうである……。


――誰だ! 絶対に勝てるって言ったやつ!

――俺なんて銀貨30枚賭けたんだぞ。

――Cランクなんて嘘なんじゃないのか!? きっとランクが逆だったんだ。賭けは無効だ無効!


 まるで収拾がつかない。どうすんだこれ。


「ルークがCランクなのは間違いない! ブサクロノが強かっただけだ!」


 騒ぎを破ったのは、ハゲの声だ。解説をディスられてしょんぼりしていたのに、いつの間にか復活したらしい。


――Cランクより強いDランクだって……? そんなの、異常じゃないか。


「そうだ。異常だ。ランクは実力そのもの。だが、ブサクロノは炭鉱夫になると言って一ヶ月も姿を消した。よくよく考えればおかしなことさ。へへっ、あの野郎、下手な嘘をついて、仕上げて来やがったか」

「だな。あいつらしいぜ」

「非常識が常識みたいなやつだ」


 いや、普通に炭坑夫してました。ぶっちゃけ、荷運びしかしてません。それにしても、何か喋る人が増えてないか。群衆でハゲ頭しか姿が見えんが。


――隠れて修行しただけで、一気に強くなるのか!?

――ありえない! 何かの間違いだ!

――そもそも、あんたらはさっきから喋っているが、一体誰なんだ!?


「「「俺たちは、煽られ三銃士だ!!」」」


 煽られ三銃士!!!???!?!?!?


「俺はギルド職員のハーゲル! 最初の被害者にして、最初のダチだ!」

「俺はケバブ屋のローラン! 俺が本当の、最初の被害者だ!」

「わしはドーレン! 鍛冶屋だ。早口言葉でしこたま煽られた! ちなみにローランとの関わりは一切ない!!」


 うわぁ、懐かしい。ケバブのおっさんに、ルーティンソードを売ってくれたドーレンさんじゃないか。みんな自分の腕を組んで、ドヤ顔で横一列に並んでる。


「ブサクロノを侮ったやつは、みんな手痛いしっぺ返しを食らう。弱そうに見せて、相手の本気を発揮させない。いわばやつなりのデバフよ」

「いいや、違う。美味そうなたこ焼きだと思って、ぺろりと食べたら、中はとろとろのアツアツで、口の皮を持っていかれるやつだ!」

「いや、違うな。やつはあれだ。服が小枝に引っかかって、横着して力技で外そうとしたら、ビリって破れるやつだ!」


 例えがどんどんしょぼくなってる! もうハゲのやつでいいよ。


 このままじゃいつまでも進まない。流れをぶった切って、勝者の権利を行使させて貰うぞ!!


「俺はルークに勝った! 約束通り、キャリィを借りる。しこたまぶち犯してやるぜ!!」


 衛兵に囲まれ、ガッチリと腕を掴まれているキャリィを、ビシッと指差して宣言する。進行役のガイルさんが眉間にシワを寄せる。


「ブサクロノ、もう少し言葉を選ばないか。公衆の面前だぞ。しかし、決闘の褒美は絶対だ。キャリィはこれより一週間、ブサクロノの奴隷となる。超法規的措置だ」


 やったぜ。さて、肝心のキャリィはどんな反応を見せてくれるかな。


「う、ううう、嘘だにゃん! 嫌だにゃん! ルーク、助けてにゃん!!」


 青ざめた顔で、耳はストンと落ちている。嫌がる女を犯すのは好きさ。ムカつくやつなら尚の事。はてさて、王子様は助けてくれるかな?


「……待ってくれ! ブサクロノにしたことは謝る。決闘は俺が負けたが、ムリを承知で頼みたい。俺の槍をあげるから、キャリィを許してくれないか……っ」


 ほぅ、自分の槍を差し出す、と。いいぞいいぞ。この展開を待っていた。


「いらねぇよ。そんななまくら」

「魔術師のお前には必要ないかもしれないが、売れば大金になる! キャリィは俺の大事な恋人なんだ、プロポーズも本気なんだ!」

「大金になるぅ? そんな鉄くずは、大した価値にならねぇよ」

「王都の武器屋に、白金貨1枚で売ってくれと頼まれたこともある!! 俺が紹介する、保証する!!」


 必死だな。他に打つ手がないもんな。さて、悪魔と契約する時間だぞ。


「だったら、賭けをしよう。俺のダークネスを受けて、お前の槍が傷一つ付かなかったら、キャリィの代わりにその槍で勘弁してやってもいい。乗るか?」

「乗る!! 俺の槍は、折れず欠けず曲がらない!!」


 差し出された槍の先を掴む。お前からすべてを奪ってやる。


「【ダークネス】」


 ダークネスを受けた神槍は、跡形もなく砕け散った。銀色の細かい粒子が周囲を漂ったが、そよ風に吹かれて消えた。


「あ、あああああ……俺のっ、槍がっ、砕けっ、嘘だぁぁぁ」

「俺はこの槍のすべてを知っている。お前よりも遥かにな。シルバタイトには欠点がある。魔法抵抗がほとんどゼロなんだよ」


 ドグマさんは言った。シルバタイトを加工するには、普通の火でなければならない。魔法炉で熱すると、消える、と。


 かつて大国に繁栄をもたらしたシルバタイト。国の象徴であったに違いない。武器や防具はもちろんのこと、建物の骨組みや、食器などの日用品にまで使われていたことだろう。


 それが一夜にして消え、伝説だけが残った理由。いや、アトランティスの伝説となった理由こそ、あの地方に数十年に一度発生する、マナ嵐である。


 マナ嵐は、文字通り、濃度の高いマナが吹き荒れる天災である。魔法抵抗値がほとんどゼロのシルバタイトは、跡形もなく消え去る。それが異世界の消えた大国・アトランティス伝説の真相だと思っている。


 マナ嵐の際、シルバタイトの鉱石を紛失した。皆で探しても見つからないから諦めたが、それは親方の指示だ。これはおかしい。常識的に考えて、採掘班と捜索班に人員を割り振るはずである。つまり、親方も消えたと推測したのだ。


 そして、クリスタルゴーレムの存在が、シルバタイトの疑惑を確信に変えた。クリスタルゴーレムは防御特化型であり、硬すぎて討伐難易度はBランクだった。いくらダークネスでもワンパンなど不可能なのだ。


 それを可能にしたのは、ゴーレムの習性だ。鉱物を取り込み、自分の体を強化する。シルバタイトを取り込み続けたクリスタルゴーレムは、物理防御を極めたが、魔法抵抗値がほとんどゼロ。ゆえにワンパン出来たのだ。


 あれは地域特性というやつだろう。もし他の地域でクリスタルゴーレムに出会ったならば、ダークネスでワンパンはありえなかった。


 だから、ドグマさんの提案を断ったのだ。こんな欠陥武器を推奨しようものなら、俺が冒険者を殺すことになる。


 ドグマさんも、いずれ明らかになる欠陥で、冒険者が死ぬくらいなら、誰かの手で防止して欲しかったのだろう。それは俺が引き受けよう。


「ルーク、お前は運がいい。強力な魔術スキルを使う魔物に出会わなかったから、生き延びた。だが、この先そういう化け物に必ずぶち当たる」


 槍のおかげでCランクになれた。しかし、その先には行けない。与えられたレールの上を歩いているお前の終点だ。


「嘘だ……俺の槍は……最強なのに……初級スキルなんかに……砕けっ?」


 哀れなやつだ。ルークは武器に操られた人形だ。自分で自分を操り、律し、相棒とともに立ち向かわねば、再生の見込みはないぞ。まぁ、もうどうでもいいけどな。


「さっ、キャリィちゃん。おじさんと濃厚な一週間を過ごそう。家まで案内するよ」

「ひっ、嫌だにゃん……ルーク、ルーク! 助けてにゃん……っ」

「キ、キャリィだけは勘弁してください。他のことなら何でもします! この通りです! お願いだから俺の恋人を奪わないでくださいっ」


 地面に這いつくばって頭を垂れるルーク。まるで土下座のようだ。普通の人なら許すのだろうが、生憎と俺は異常である。許す理由はひとつもない。


「おじさん我慢できなくなっちゃった。味見させてくれよ」


 キャリィの頬にべっとりと舌を這わせて、舐めあげる。女の子が、恋人が汚される光景を皆に見せつけてやった。


「あぁぁぁぁ! 止めろぉぉぉ! 誰かっ、誰か助けてくれ! あいつを止めてくれ! 殺してくれぇぇぇっ!」


――いくら何でもやりすぎじゃないか?

――結婚するらしいし、見逃してやれよ……。


 観客が次々とルークを擁護すると、煽られ三銃士も険しい顔をする。


「あー、人がせっかくブサクロノ庇ってやったのに……。ありゃ、見せしめだな。よほど腹を立てていたらしい」

「俺は見なかったことにする。また煽られたら店が潰れちまう」

「わしは関係ないぞ。知らんものは知らん! さーて、帰って鉄を打つか」


 煽られ三銃士もお手上げである。出番は済んだぞ。とっとと帰れ。俺はセクハラを続行するのだ。


「滑らかな肌に、ほんのり塩味。うぅん、大事なところの味は、どんな味だろうねぇ?」

「止めろぉぉぉっ! 殺してやる! 絶対に許さない! 夜鷹だ! 夜鷹に依頼を出してやるぅぅぅ!!」

「おいおい、いくら発狂状態だからって、ここで殺害予告は不味いんじゃないの。言葉の綾ってことにしとくけどさ。感謝しろよ」


 夜鷹は既に滅んでいる。俺が滅ぼした。内緒だけど。


「さぁ、あんな負け犬は放っておいて、おじさんたちは良いことしようねぇ」


 青ざめて震えるキャリィを抱き上げて、家に持ち帰ろうとすると、ルークが追いすがってくる。蹴飛ばしてやろうかと思ったら、ガイルさんが怒声を上げる。


「見苦しいぞルーク! お前は、決闘で、負けた! 敗者はすべてを失う。それが決闘だ!」

「だって、だってっ、こんなことになるなんて――」

「決闘は、両者の合意の元で行われる。それだけ大事な相手なら、なぜ賭けの景品にしたのだ!? 断れば良かったのだ。それをせず、欲を出した! その結果を受け入れないと言うのなら、法の番人として、逮捕する」


 そう、ルークは断れた。断れないような会場を作り上げたのは俺だが、恥をかくことを受け入れさえすれば、愛する恋人は守れた。ゆえに、救いがたい。


 キャリィもまた、断れば良かったのだ。甘い言葉を信じて、恐ろしい可能性を考えなかった。


 完全勝利を成し遂げた俺だが、ルークにも勝機はあった。それは戦いが始まった直後の、最初の一撃である。お互いに本当の実力が分からないフェアな状態なのだ。


 俺の体の中心線を狙っていたなら、避けるのは難しかった。そこで崩れた俺を一気に畳み掛ければ、通常攻撃縛りであっても勝つ可能性はあった。


 しかし、ルークは攻撃を小出しにして、俺を試すような真似をした。だからいかに早い攻撃であろうと、目が慣れる。対応できる範疇なら、相手の攻撃に合わせて徐々に本気を出すだけでいい。


 ムリに動かしてぶち壊れた俺の体は、【ヒール】ですぐに治せるし、蓄積する疲労は【メディック】で大幅に緩和できる。時間をかければかけるほど、ルークの首は締まり続けていた。


 たとえ観客につまらないと文句を言われようとも、切り札は最初に使うべきだったのだ。勝機を尽く見逃し続けたルークが負けるのは必然である……。


 放心状態で項垂れるルークと、俺に担がれて泣き叫ぶキャリィ。楽な戦いでギルド職員という地位を手に入れるはずが、天国から地獄へと真っ逆さまだ。


 そしてルークが、誰に言うでもなく独り言を漏らし始める。


「……嘘だ。努力して努力して、王都の有力者たちに食らいついてきたのに。埋まらない差を目の当たりにしても、腐らずやってきたのに。槍を手に入れて、Cランクになって、やっと運が巡ってきたと思ったのに、積み上げてきたものすべてを失うのか……?」


 ほう、努力家なんだなぁ。でもね、大なり小なり努力はみんなしてるんだよね。だから、肩に手をおいて、慰めてあげようじゃあないか。


「努 力 が 足 り な か っ た な !」

「努力が……? あぁぁぁぁぁっ!! 殺してやるぅぅぅ!!」

「あはははははっ!」


――努力して挫折してるところに、あんな言葉をかけるやつがあるか! あれは最もかけてはいけない言葉だぞ!

――ざ、残酷なんてもんじゃない。あいつ、悪魔か!


 失敬な。俺は優しいぞ。命までは取らないんだから。命だけは取らないんだから。


「死ねぇぇぇぇぇっ!!」


 殴りかかってくるルークに、正当防衛のドロップキックをお見舞いする。よし、生きてるな。


「正義は必ず勝つ!!」

『主要人物、全員クズ定期』


 決まった。これぞ完全勝利だ。外野はやかましいが、知ったことではない。憎き敵を地獄に突き落とせて、胸のつかえがようやく取れた。


 実はもうひとり、天国から地獄に突き落とされた気分の人間が居る。イケメンにして恐らく唯一の賭けの勝利者である、ライオネルだ。


「……えぇ。どうすんだこれ」


 大金とルークたちを見比べて、頭を抱える。なぜライオネルが困っているかと言うと、ライネルが『いいやつ』だからである。


 この大金は俺からの誕生日プレゼントであるが、俺がルークとキャリィを不幸のどん底に叩き落として、間接的にライオネルが得た金だ。


 ただ俺がルークを負かしただけなら悩むことはないが、俺がご自慢の神槍をあっさりと破壊した挙げ句、恋人のキャリィを連れ去ろうとしている。ライオネルは『いいやつ』であるがゆえに、発狂するルークを見なかったことには出来ないのである。


 では、どうするか? どうしようもない。


 ライオネルが最初に考えたことは、賭けで得たこの金をルークに渡して慰めるという方法だろう。「足りないと思うけど、この金でまた良い武器を買ってやり直せよ」……これがやりたくても出来ない。


 なにせ発狂したルークが、夜鷹に依頼する(暗殺者にクロノ殺害を依頼する)と言っているから。もちろん、言葉の綾であり実行するかは不明だ。だが、万が一ということがある。ルークにこの金を渡してはいけない。俺という友人のためであり、ルークが人の道を踏み外さないためである。


 次に、ほとぼりが冷めた頃に賭け金を渡す方法だ。これもダメだ。せっかく地獄の時間から立ち直った頃に、傷口を掘り返されるのだから、そんな非道なことは出来ない。


 だから、ライオネルは、俺があげた史上最悪のプレゼントを受け取るしかない。この状況で喜ぶのは、サイコパスくらいなものだろう。これが天国から地獄と言わずしてなんと言う。


 俺がそれを分かった上で、念を押してまでライオネルにプレゼントした理由は、果たせなかった約束を守るためだ。


 ライオネルの近くに、プレゼントを聞き出す約束をしたメス子ちゃんが居る。迷える乙女に、おじさんなりのアドバイスを、耳元でぼそりと呟く。


「……なっ? プレゼントは、気持ちだぞ」


 しきりに頷くメス子ちゃん。分かってくれて何より。きっとどんなプレゼントでも、気持ちさえ入っていれば、ライオネルは喜んでくれるとも。


「悪いな、ライオネル。俺は基本的に女の子の味方なんだ」

「どういうことだよ……。受け取れと念を押したのは、このことだったのかぁ」

「まぁ、そんな呪われた金は、さっさと使ってしまえ。ハッピーバースデイ。明日は会えないから、今のうちに言っておくぜ。またな!」


 これで俺のやりたいことはほとんど終わった。残るは、締めである。


「……アッシュ、ローランド、ヨーゼフ、ダン、ミント」


 なるべく大きな声で、人の名前を言う。


 観客たちが首を傾げるなか、当事者たちは肩をビクりと震わせる。これらはルーク一派の冒険者の名前であった。


――ど、どうして俺たちの名前をっ!?

「俺を誰だと思ってる。ギルド職員だぞ。アルバに在籍する冒険者の名簿なんていくらでも見れる。お前らは、喧嘩を売る相手を間違えたんだよ。キャリィを犯したら、次はお前らの番だぞ。決闘の対策でもしとけクズども」

――だ、誰が受けるもんか!

――そうだ。断ればいいだけだ!

「俺を追い詰めたように、お前らを追い詰めてやる。決闘を受けるしかないほど追い詰めてやる。長い年月をかけてもいい。人生を賭けてもいい。受けた恨みは、きっちり返す」

――か、勘弁してくれ。俺たちが悪かった。

――そ、そうだ。ルークさんに、いや、ルークに命令されて仕方なかった!


 自分の身が危うくなれば、慕っていた人さえも簡単に売り渡す。醜い。なんと醜いことか。だが、これでいいのだ。変な意地を張ってお互いに時間を無駄にすることに比べれば。


「決闘を受けたくないなら、今すぐ土下座して詫びろ」


――俺たちが悪かった! もう二度とブサクロノさんに迷惑はかけない!


 名前を呼んだやつらが、俺の前で一斉に土下座する。見せしめはこんなもんでいいか。さて、お返しの時間だ。


「この腰抜けがっ」


 散々言われた言葉を吐き捨てて、俺の復讐は完了した。泣き叫ぶキャリィとともに帰路に着いた。勝者には褒美が必要である。これ絶対ね。
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