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地球で理不尽な死を迎えた少年。
彼は死後の世界で女神と出会い、異世界へと転生を果たす。
再び手にした偶然の生。
両親から愛を注がれて少年は育つ。
前世での後悔と葛藤。
本当の自分を受け入れた時、少年は世界を変えるための戦いを始める。
文字数 396,136
最終更新日 2022.11.14
登録日 2020.12.13
俺は死んだ。
事故死だ。
なぜ死んだのに死因を知ってるかって?
女神にそう言われたからさ。
死後、俺は女神に会って話を聞いた。
なんでも間違って殺してしまったから、
転生特典でチート能力をくれるらしい。
もらえるもんはもらっとく。
それが俺の信条だ。
ありがたく好意を受け入れ、俺は新たな世界に転生した。
そして気がつくとなんかやたら豪華な部屋にいたのだ。
目の前には偉そうにふんぞり返る男がひとり。
そして、その横に侍るように男がまたひとり。
その男が俺に言う。
なんでも俺は魔王を倒すために召喚された勇者らしい。
なるほどね。と俺は思った。
身体の底から湧き上がる、
未だかつて感じたことの無いこのパワー。
特典であるチート能力は貰えているようだ。
安心してほっと胸を撫で下ろす。
だがしかし。
これは転生ではなく転移では?
ま、細かいことは気にしない。
それも俺の信条だ。
そして俺は大臣と名乗る男の話に耳を傾ける。
文字数 635
最終更新日 2021.04.24
登録日 2021.04.24
停戦の約定が締結されてから数日。
魔王城に轟音が轟いた。
人類未踏の地。
死の大地とまで呼ばれる魔界に来るは勇者一行。
魔王は悠然とそれをむかえうつ。
まるで運命だとでもいうように。
魔王と勇者。
それぞれが背負うもののため、
ふたりは刃を交わす。
文字数 14,307
最終更新日 2021.03.23
登録日 2021.02.21
いつも何かを探していた。
その「何か」を俺は知らない。
それは物かもしれないし、
人かもしれない。
今日も「何か」を見つけるために、
俺は戦いに身を投じる。
文字数 1,975
最終更新日 2020.12.07
登録日 2020.12.07
夢か現実かよくわからない。
そんな体験をしたことがある人は、意外と多いんじゃないかと思う。
これから話すのは、私が出会った不思議な出来事のひとつ。
文字数 1,673
最終更新日 2020.08.08
登録日 2020.08.08
あなたは神を見たことがありますか?
私は見ました。小学生の頃です。
私という人間を説明する時、欠かすことのできないエピソードがいくつかあります。
これはそのエピソードのひとつです。
文字数 3,586
最終更新日 2020.07.26
登録日 2020.07.26
戦の気配がした。
もはや何度目になるか分からない。
俺の戦いの日々に終わりは来るのだろか。
答えのない問いに辟易しながら、今宵も俺は戦の世界に身を落とす。
文字数 539
最終更新日 2020.07.25
登録日 2020.07.25
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