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○出会い編
魔法学校を卒業したルウは、一流の魔法使いであるガルバナムに弟子入りすることになった。魔法薬を作る以外に取り柄のないルウだったが、一風変わった魔法薬作りを本人は楽しんでいる。ある日、ガルバナムの家にある開かずの間を開けたことから、ガルバナムはルウに一目置くようになる。無愛想なガルバナムと無邪気なルウは、相手にあって自分にないものに気づきながら、互いを意識していく。
○水中花壇編
森が初夏を迎えたある日、ルウは水中花壇に興味をもつ。そこは、植物採取は禁じられていたが、花の色の採取は可能だった。色の採取のため、ルウはガルバナムから水玉をつくる魔法を教わる。初めは上手くいかないルウだったが、魔法を習得したとき、ガルバナムの魔法の秘密に気づく。
○杪夏の風編
ガルバナムの家に、ガルバナムの友人フェンネルが訪ねてくる。ルウは、フェンネルからガルバナムの話を聞いたことを機に、ガルバナムとの恋人関係に自信を失ってしまう。その後、友人や森の仲間と過ごす時間を得るが、ルウの気分はなかなか晴れない。そして、一人で解放の木に向かったルウは、自分の心と向き合い、自分だけの答えを導き出す。
○ビンドの収穫祭編
魔法薬作りでスランプに陥ったルウは、ガルバナムの提案でビンドへの帰省を決める。帰省にはビンドに思い出があるガルバナムも加わり、ルウは家族と共に収穫祭へ。幼いきょうだいや祖母と賑やかに過ごすものの、そこにルウ達の両親はいない。ガルバナムはルウの小さいきょうだいとも仲良くなるが、ルウはそれを嬉しく感じながらも、複雑な思いが芽生えるのだった。
文字数 126,612
最終更新日 2023.11.30
登録日 2022.12.04
[ヒト型の妖精×人間の女の子]
あらすじ
失恋したばかりの会社員のソラは、見知らぬ草原で眠っていると、樹木の妖精ロワールと名乗る青年に起こされる。そこは地下にあるミデルという楽園で、彼のような妖精が棲む場所なのだという。ソラはなぜ自分がミデルにいるのかわからなかったが、ロワールは死んだ人間が迷い込んできたことがあると告げる。ロワールは、失恋の傷が癒えていないソラに触れて癒やすことにする。ミデルは人間の幸せにより成立する世界であるため、妖精は人間を幸せにする術を心得ていた。ソラはロワールに触れられるうちに、楽園と妖精の力を受け入れていく。
※各章にR指定の表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
文字数 24,845
最終更新日 2023.08.24
登録日 2023.07.25
文字数 6,080
最終更新日 2023.08.13
登録日 2023.08.01
幻燈町(ゲントウチョウ)には、どんな記憶にも出会えるという迷信があった。
町には、そこで生まれ育った者もいれば、外部からやって来た者もいる。
そこで織り成される三組の物語。
○実光編
高校二年生の瀬野実光は、転入生の日向耀太に突然愛の告白を受ける。
一目惚れで実光のことを知りたいという耀太を訝しがるも、実光は耀太のペースに振り回されながら、段々と心をひらいていく。
あるとき、耀太が泉澤錠棚管理舎を知っていることから、実光は自分の秘密を打ち明けることにする。
実光は、人の記憶を取り出すことができるという泉澤静漉と知り合いなのだった。
○番外編
耀太が幻燈一高に転校するために家族と話し合うお話。
○大和編
高校二年生の藤苗大和は、時々未来が見えてしまう能力があった。
そのことを、親友の一色尊と和佐宗司だけは知っている。
二人に恋にまつわる話が持ち上がったことを機に二人への恋心を自覚する大和だったが、想いを封じて二人を応援しようとする。
ところが、尊と宗司が好きなのは大和であり、三人の想いはすれ違ってしまう。
○斗眞編
つばめ喫茶のウェイターである早月斗眞は、常連客の多賀幸航平に恋をしていた。
斗眞はあるとき、多賀幸が元恋人の女性に失恋をして幻燈町にやって来たことを知る。
多賀幸の恋愛対象が女性であることを重く受け止める斗眞だったが、斗眞もまた、訳があって幻燈町へと引っ越してきていた。
お互いにフリーである二人は、斗眞の告白により付き合ってみることになる。
*本編は全年齢向け、おまけはR18となっています。
現在おまけは斗眞編のみです。
文字数 121,198
最終更新日 2022.12.20
登録日 2022.12.04
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