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貴族の娘フランカは、才色兼備の姉、アリーチェになにもかも劣っていた。
ある日、森で魔女と出会ったフランカは、魔女に「ひとつだけなんでも願いを叶えてあげる」と言われる。ずっと注目されない人生を送っていたフランカは、魔女に言った。
「私、モテたいです!」
こうして、魔女の魔法によりフランカは〝異性を虜にする香り〟を放つ体になった。
念願のモテモテ人生! と思いきや、四六時中男性に追われる辛さを身をもって実感したフランカは、元の体に戻りたいと望む日々を送ることとなる。
十七歳になり魔女と再会を果たしたフランカは、やっと解呪をしてもらうことに成功。
香りを纏わなくなったその瞬間、今まで求婚してきた男性全員が自分から離れていった。……ただひとり、魔法学園に通っていたころからずっと自分に猛アプローチをしてきた公爵令息、リベラートを除いて。
「俺は変わらず、君が好きだ。大好きだ!」
「なんでまだ好きなんです!?」
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しております
文字数 104,799
最終更新日 2021.09.09
登録日 2020.10.24
母の再婚により庶民から貴族デビューしたリアーヌは十歳の誕生日、侍女のサラに自分が乙女ゲームの悪役令嬢であるという衝撃的事実を告げられる。
大好きな義理の兄の婚約を機に性格がひん曲がり、立派な悪役令嬢と化したリアーヌはヒロインをいじめ最終的に地下牢にブチこまれ処刑される――。そんな残酷な未来を回避するため、リアーヌは自称〝歩く後略本〟のサラと共に、あの手この手を使い悪役令嬢となるフラグを回避していく。結果、リアーヌは悪役どころか人たらしに成長し、なぜか兄は超絶シスコンとなった。
そしてついにゲームの舞台となる王立レヴェリスト学園への入学を目前に控えたころ、リアーヌはひょんなことから200年前に絶滅したと言われていた魔法使いたちが住む謎の国〝シャルム魔法王国〟に迷い込んでしまう。
そこはわけありの魔法使いだけがひっそりと平和に暮らす国で、人間が来るなど前代未聞。ゲーム開始前に謎のルートに突入したリアーヌだが、魔法使いさえも次々とたらしこんでいくのだった。
新たなルートを開放し、知らないキャラも勝手に増えて、気づけばヒロインポジション!?
「こんな展開、攻略本のどこにも載っておりません」
今日もサラは、頭を抱えている。
※同時に小説家になろうにも公開しております
※シャルム編→レヴェリスト学園編→人間と魔法使い編という流れを予定しております
※誤字脱字ありましたらすみません
10.20 ほんの少し改稿を加える予定です。大幅には変わりません。2章開始遅れております
文字数 103,390
最終更新日 2020.09.14
登録日 2020.06.13
母を亡くし、居場所をなくした主人公ミレイユは、母の親友であるオベール公爵家の養女として新たな生活を送ることとなった。
そこで義理の兄リアムと対面した際、ミレイユは前世の記憶を取り戻す。
前世の自分は乙女ゲームが大好きで、周りから〝ヤンデレお兄ちゃんオタク〟と呼ばれ、生粋のバッドエンド好きだった。そしてこの世界が大好きな乙女ゲームの世界であり、自身がそのゲームのヒロインである〝ミレイユ〟だということに気づく。
前世で一番の推しであるリアムをヤンデレお兄ちゃんにし、バッドエンドを迎えることだけを夢見て毎日を過ごすミレイユ。
リアムと良好な関係を築き、ついに念願であるリアム個人ルートに突入。……が、そこでゲームと異なる展開が起きてしまい、ミレイユはシナリオとはまったくちがう現実を歩むこととなった。
「――このままでは、私がヤンデレになってしまう! お兄様なんてもう知らない!」
「もっと俺に依存して。俺に縋りついて、〝私だけを見て〟って懇願してくれ」
ミレイユはバッドエンドという名のハッピーエンドに辿りつくことができるのか――!?
※小説家になろうにも投稿しています
※全員頭がおかしいです
文字数 97,523
最終更新日 2020.07.08
登録日 2020.06.20
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