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地球とは異界の地『セレンディア』には精霊が存在しており、人が精霊と契約をすることで世界のマナを維持している。ただし精霊と契約をすることができるのはかつてこの地を訪れ、世界の基礎を作り上げた『勇者』の血族だけである。
そして、今世の王となったアルフォンス・セレンディアは謀反を起こした。自身以外の王族を根絶やしにしたのである。そしてその蛮行に怒った精霊たちは次々と契約を破棄。結果、この国は滅びの道を辿ることになった――。
それに困ることになったのはセレンディアを守護する大精霊である。この世界が滅びれば、彼女も存在できないからだ。
そんな時に彼女は出会ったのだ。だから彼女はさらに上位に存在する女神に頼み込み、『異世界転生』を行い精霊たちと再び契約を結べる者を探すために地球へと降り立ったのだった。
自分のために作られた世界じゃないから『異世界転生』おなじみのスキルすら与えられない。そんな世界でも無双するアラフィフ暗殺者の冒険活劇。一風変わった異世界転生をぜひお楽しみください。
文字数 117,513
最終更新日 2023.09.15
登録日 2023.08.04
千葉彰久は完璧超人だ。
ほりが深くて鼻筋の通った美しい顔をしている。高校二年生ながらにして全国大会への進出を決めたほどの空手の達人でもある。子供の頃から憧れている幼馴染のお姉さん、鏑木真理の手伝いをしていたから料理や家事が得意であり、期末テストでは学年3位の成績を取ってしまったほどに頭がいい。
そんな完全無欠な彼にも悩みがあった。
自分は老舗の酒屋の息子であるが、空手を生かした生計を立てるためにプロの格闘家になりたい、という夢を持っているということだ。酒屋を継ぐという責任と、自分の夢。どちらを選択するのかということと。
そしてもう一つは、思春期の少年らしく恋の悩みだ。
彰久は鏑木空手道場に通っている。彰久の家である千葉酒店と鏑木空手道場はどちらも明治時代から続く老舗であり、家族同然の関係を築いている。彰久の幼馴染千里。彼女は幼いころに母親の死を間近で見ており、たまに精神不安を起こしてしまう。そのため彰久は千里を大切な妹分として面倒を見ているのだが、その姉である真理にあこがれを抱いている。
果たして彰久は本当の自分の気持ちに気が付いて、本当に自分が進むべき道を見つけられるのか。
将来への不安を抱えた少年少女の物語、開幕します。
文字数 142,311
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.07.17
「俺の妹は病気なんだ。手術をするために金が必要なんだ。……でも、俺じゃ勝てないから俺の代わりに戦ってくれ!」
青木翔太にそう言われて、紀ノ國光輝はエロレスの舞台に立つことになった。
10年前の柔道金メダリストの獅子王隼人。日本最大手のプロレス団体『超日本プロレス』の看板レスラー権田原雄三、現役アイドルの北条幸人。柔道部顧問の黒岩大吾、そしてレスリング部顧問の青木翔太。彼らと関わり合いながら、光輝はプロレスラーになるための階段を昇り詰めていく。
※メインキャラは名前で、サブキャラは名字で表示しています。たまに変化するかもしれません。
※AIのべりすととの合作です。
※設定色々入れていくと突然トランス状態になってストーリーは知らせてくれるから、ノベルゲームやってる気分になれるAIのべりすとちゃんマジ天使!!
文字数 183,151
最終更新日 2023.08.20
登録日 2023.07.01
西暦2045年。世界初の人型ロボット、アンドロイドが発売された。
完全に人と同じ姿でありながら自分の望みをすべてかなえようと奔走する彼らに人々は魅了された。
理想的な恋人、理想的な夫婦。理想的な家族。
アンドロイドを発売する会社『Ideal Life』社がスローガンとして掲げる言葉だ。
その言葉の通りにアンドロイドは人々の幸福のために生きている。
大神十夜はそんなアンドロイドが嫌いだった。アンドロイドに仕事を奪われたからだ。
人間が多くの時間をかけて学ばなくてはならいことであっても、アンドロイドはごく短時間で。システムをインストールすることで学習を終えることができ、人間よりもはるかに高いパフォーマンスで仕事を完遂させる。
経営者たちはこぞってアンドロイドを雇い入れた。結果として、人間は職を追われることになった。
アンドロイドが普及したのは優斗が大学を卒業する2年前だ。おかげで就職もままならなくなった優斗は地方公務員になり、アンドロイド回収課で働くことになった。
理想的なパートナーと呼ばれながらも飽きれば捨てられる。アンドロイド自身もそれを受け入れている。
そんな情景に嫌気がさしながらも生きるために仕事を続けていた十夜はある日、不法投棄されていたアンドロイドに出会う。道の片隅に座り込み息をしていない彼に。
「……似ている」
最初は死んでいると思い込み驚くが、すぐにアンドロイドだと気が付いた十夜の口から出たのはそんな言葉だった。
アンドロイドを拾うことは犯罪ではないが、アンドロイドを拾う人間なんていない。それはアンドロイドが安価で手に入ることが理由の一つであり、もう一つの理由は。
最初に登録された所有者ではない人間の命令を、アンドロイドが聞かないからだ。
初恋の人に似ているアンドロイドを手に入れた十夜は、決して報われることのない愛のために生きることを決めるが……?
エロ表現無しのライトBLです。ライト文学賞に応募するために書いていきます。
文字数 98,181
最終更新日 2023.05.09
登録日 2023.04.01
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