こうしたシステム最適化ソフトを使用しなくても、PCの動作を軽くする方法はある。大手企業の社内システム担当者の話によれば、以下が有効となる場合があるという。
・操作中に使用していないファイルやプログラム、インターネットブラウザのタブなどを閉じる
・不要なスタートアップアプリをオフにする
「スタートボタン」―「設定」―「アプリ」―「スタートアップ」で、一覧表示されるスタートアップアプリのなかからPC起動時の自動起動が不要なアプリをオフにする
・バックグラウンドで動作しているアプリをオフにする
「スタートボタン」―「設定」―「プライバシー」―「バックグラウンドアプリ」で、一覧表示されるバックグラウンドアプリのなかから自動起動が不要なアプリをオフにする
・「Windowsにアニメーションを再生する」と「Windowsの表示に透明性を適用する」をオフにする
「スタートボタン」―「設定」―「簡単操作」―「ディスプレイ」で、「Windowsにアニメーションを再生する」と「Windowsの表示に透明性を適用する」をオフにする
・不要なファイルを削除する
「スタートボタン」―「設定」―「システム」―「ストレージ」で、「アプリと機能」など各項目に表示されるファイルやアプリのなかで不要なものは削除・アンインストールする。または、フォルダを開いて左側に表示される「PC」―「OS(C:)」(ローカルディスク)を右クリックし、「全般」タブの「ディスクのクリーンアップ」を押し、一覧表示のなかから不要なファイルを選択して「システムファイルのクリーンアップ」を押す。
このシステム担当者はいう。
「ユーザが無意識のうちに、不要な大容量のファイルやアプリが数多く保存されたままの状態になっているケースは多い。まずはそれらを整理・削除すれば、システム最適化ソフトをインストールしなくても、かなり動作が速くなる可能性がある」
(文=Business Journal編集部)