すべての店舗で上記の販売形態がとられているのかは定かではなく、対応は店舗によって異なるのかもしれないが、気になるのは、この販売方法は本部が認める正規の形態なのかどうかという点だ。そこでファミマ本部に問い合わせたところ、以下回答が寄せられた。
「店舗において冷凍された状態の『ファミチキ』の販売については本部として推奨しておりません。弊社では過去にECサイトにおいて、冷凍の『ファミチキ』を販売しておりましたが、既に販売は終了しております」
コンビニ会社関係者はいう。
「店舗の店長・オーナーからすれば『売れればよい』ので、調理の手間なしで一気に袋単位で売れれば、純粋にありがたい話。袋に原材料表記などがきちんとなされていれば、法律的には問題ない。『餃子の王将』や『サイゼリヤ』など外食チェーンでは調理前の冷凍状態の商品を販売しているところもあり、それと同じ。ただ、購入者は調理済商品と同じ価格で購入するにもかかわらず、自分で『揚げる』という面倒な調理をしなければならないので、お得といえるかどうかは人それぞれだろう」
(文=Business Journal編集部)