お店にとっては営業妨害以外のなんでもありません。『ふざけんなこのやろう』というところでしょう。他方で映像を拡散させたやつは、気持ちとしては『悪いやつを撮影してやった』などとバカな正義感があるわけです。
ここに、『このお店のセキュリティを全世界にばらす』などという気持ちはないのかもしれません。しかし、やっていることは「このお店のセキュリティを全世界にバラした」ことに間違いありません。
要するに、通常の頭を持っていれば、“その行為”がどんな効果を招来するか十分にわかるはずなのに、そのときバカな考えに捉えられて思いつかなくなってしまう場合があるのです。
今回の『拡散した人物』も同じです。通常の頭を持っていれば、この映像を拡散すればお店にとって迷惑となることを思いつくのに、『みんな見て見て』といったバカな目立ちたがり根性で事に及んでいる以上、犯罪者のレッテルを貼るべきなのは当然です。『バカ行為の映像投稿』行為と『バカ映像の拡散』行為は、どんどん検挙してもらいたいです」
SNSが瞬時に世界中へ情報を拡散させることもあるツールであることから、深く考えずに悪ふざけをする行為や、その動画を公開する行為、そして拡散させる行為は、甚大な影響を及ぼす可能性があると、スマホを持つ人は全員、肝に銘じる必要がある。
(文=Business Journal編集部、協力=山岸純弁護士/山岸純法律事務所代表)