せっかく投資を始めたのだから、株価指数の見方も覚えたい。現在、筆者が買い付けているS&P500は米国市場全体の値動きを掴むのに有効とのこと。「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、いろんな指数にからんでいるらしいので割愛。よく聞く日経平均株価というのは、国内トップの業績を誇る225社の株価を元に、算出する指数のこと。東証株価指数、通称「TOPIX」は、2022年4月までは、東京一部に上場しているすべての会社の時価総額を元に算出された指数のようだ。
ちなみに、今年4月4日から東京証券取引所は新市場に再編された。従来は東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQ(スタンダード、グロース)という区分で分けられていたが、新たにプライム市場、スタンダード市場、グロース市場という3つのカテゴリーとなった。それに伴い、TOPIXの構成銘柄も見直されているとのこと。
プライム市場にいると、どんなメリットがあるのか。すごくザックリいうと、プライム市場のような“一軍”にいると投資する側の安心材料になるので、たくさん株を買ってもらえて資金が集めやすいらしい。ただし、逆にここから落ちるといろいろ大変なのだとか。サッカーで、J1からJ2に落ちるとスポンサーが撤退してしまう、みたいなことなのだろう。
ということで、筆者も今後は『報道ステーション』を見る際、大好きな“熱盛”のコーナーが終わったらチャンネルを変えるのではなく、番組最後の経済ニュースで株価指数を確認していこうと思う。だんだん投資家らしくなってきたような気がする。
(文=武松佑季/監修=高山一惠)
●文=武松佑季/フリーライター
1985年、神奈川県秦野市生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスに。インタビュー記事を中心に各メディアに寄稿。東京ヤクルトファン。サウナー見習い。
●監修=高山一惠/(株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー1級
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立し、10年間取締役を務めた後、2015年より現職へ。女性向けメディア『FP Cafe』『Mocha』の事業に注力。全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
<主な著書>
『はじめてのお金の基本』(成美堂出版)
『はじめての資産運用』(宝島社)
『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)
『税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)