このボーナスデイを活用し、1カ月分の日用品などをTポイントを使って買い溜めることを「ウェル活」と呼ばれているのだが、その原資となるTポイントを効率的に稼げたのがヤフー系サービスであり、Yahoo! JAPANカードだったのだ。Yahoo!ショッピングの支払いや日々の公共料金などをYahoo! JAPANカードで行っていれば、おのずとポイントが貯まっていき、それをウェルシアで1.5倍に換金できたのである。
とはいえ、ヤフー系サービスとの連携が終わってもTポイント自体がなくなるわけではない。ヤフーカード以外でもTポイントを貯められるカードは存在する。
たとえば「TカードPrime」「TカードプラスPREMIUM」は、どちらも初年度の年会費は無料で、2年目も1回以上の利用があれば翌年度の年会費も無料となるクレジットカード。支払い金額につき1%のTポイントが貯まるため、「ウェル活」などTポイントを重要視する場合はYahoo! JAPANカードからの乗り換えるのも良いだろう。
PayPayカードへの強制変更には、もちろんメリットもある。現在、PayPayの支払い方法をPayPayカードへ設定すると還元率が1%上乗せされるキャンペーンが開催中なのだ。3月末までは追加して1.5%が上乗せされていたので、今後もこのようなボーナスアップキャンペーンが開催される可能性は高い。
1%の上乗せ分と、PayPayステップ達成で獲得できる1.5%を合算すれば、なんと2.5%の高還元を受けることができる。Yahoo! JAPANカードからの切り替えをした人は、PayPayの支払い方法をPayPayカードに設定してみよう。
Tポイントとの連携終了によって、Yahoo! サービスユーザー、そしてソフトバンク携帯ユーザーにとって、PayPayの存在感はさらに高まった。また、PayPayポイントは自動でチャージされ、買い物などでシームレスに使うことができるので、利便性も向上している。
これまでのようにTポイントを貯め続けるか、それともPayPay経済圏に移行するか――。今後はポイ活のポートフォリオも見直しが図られるだろう。
(取材・文=清談社)
●清談社
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