「Das riecht sehr nach gezielter Ausschaltung von Konkurrenten! Weiß man schon etwas über die nationale Zusammensetzung des Schiedsgerichts?(Zudem: Eigentlich sollte das Material doch VOR dem Wettkampf kontrolliert werden, oder?)」(競合チームの排除ではないですかね?また競技をする前にスーツをチェックする必要があるのでは?)
中国に対する侮蔑的な表現も散見された。こうした侮蔑的な投稿に対し、「スーツの検査はFISが担っているので中国は関係なく筋違い」と指摘する声も上がるなど、ドイツ世論にも混乱が見られる。
FISの公式サイトなどで公開されているジャンプスーツの規定は以下の通りだ。
「ジャンプスーツはすべての箇所で選手のボディーにぴったり合うものでなければならない。直立姿勢でスーツ寸法はボディー寸法と一致しなければならず最大許容差はスーツのあらゆる部分においてボディーに対し最低 1センチ、最大3センチ(女子は最低 2センチ、最大4センチ)とする」
独メディアの報道では、北京オリンピック以外のW杯などでもこの規定を守って着用していたスーツが突如規定違反となった点、失格となったのがすべて女子選手だった点などを指摘する声が多い。一部報道では「会場が高地にあり、気圧や寒さの影響で選手の水分不足や筋萎縮が生じ、スーツが不適格になった」などとする報道もある一方、前述のドイツ各紙のように「ドイツチームは水分摂取を含めた体重管理は厳密に行われていた」と指摘する意見も続出しており、真相は“藪の中”だ。
8日現在(日本時間)、北京五輪のスキージャンプ競技はまだラージヒルが残っている。今後の競技にも関わる重要な懸念事項でもある。検査の妥当性についてFISの早急な調査が必要ではないのだろうか。
(文=編集部)