次々新作が発表されるペヤングトレンドから目が離せないといったところだが、ここからは蕎麦風を実食し、筆者の率直な感想をレポートしていこう。
というわけで、ここからは実際に筆者が同商品を実食し、その味わいを忖度なしで書かせていただいた。
緑と白のすっきりしたコントラストが爽やかなパッケージ。赤字で記されている「そば粉不使用0」の文字からは、本品最大の特徴がわかりやすく目に入ってくる。
蓋を開け、中に入っているトッピング類を取り出してみた。輪ネギと天かすが入った「かやく」はサクサクした食感を残すためにも後入れとなっている。また、ソースは粉タイプではなく液体タイプ。
麺の量は通常の『ペヤングソースやきそば』と同じながら、その色や風味はまさに乾麺の「蕎麦」を思わせる。これで、蕎麦粉が入っていないというのだから不思議なものだ……。規定の量までお湯を注ぎ、3分待機。
湯切り部分の蓋を剥がし、ゆっくり丁寧に湯切り。ホカホカの麺にソースを回しかけたら、後入れのトッピングも投入。よくかき混ぜたら、いざ実食!
まず、口に入れて一番にくるのは芳醇なカツオ出汁の香りと旨味。しょうゆ味をベースとした少し甘めの味付けで、食欲が刺激される。
麺の色と照りはまさに蕎麦。噛んでいくとほのかに蕎麦風の香りもしてくる。天かすと輪ネギのサクサクした食感も楽しい。よりサクサク感を楽しみたいなら、ソースを混ぜた後にかけてもいいだろう。
そんな本品に、今回は小島氏がおすすめしてくれた長ネギと七味をちょい足ししてみたが、これが抜群の好相性! 長ネギの辛味が甘めの味付けをうまく引き締めてくれ、その後に七味と蕎麦風の香りが鼻に抜ける。そして、最後にピリッと口に残る辛味……これはクセになる。
「パワー系だけがペヤングじゃない!」まるで、そう主張するかのような、まるか食品自慢の繊細な味わいに、読者の皆さんもぜひチャレンジしてみてはどうだろうか。
(文=TND幽介/A4studio)