春は出会いの季節。一説によると第一印象は3~6秒で決まるといわれており、心理学者アルバート・メラビアン氏が提唱した『メラビアンの法則』によると、第一印象の約55%は見た目で決まるそう。つまりヘアメイクを意識することで第一印象が良くなり、良い縁や運を引き寄せやすくなります。
そこで今回は、顔の学問である嘉祥流観相学/学士の資格を持つ筆者が、視覚的視点・観相学的視点から第一印象がUPし、さらに良縁や良運を引き寄せるためのヘアメイクのポイントをご紹介します。
観相学において、額は縁や運を引き寄せるために重要な意味を持つパーツ。額を出すことで以下4つのメリットを得ることができます。
(1)顔が明るく見える
額は顔の面積の約1/3を占めるため、額を前髪で覆ってしまうと顔の明るさが少なくなってしまうことも。額を出すことで顔全体が明るく見え、周囲に人が集まりやすくなります。その結果、良縁に恵まれやすくなります。
(2)表情がより豊かに見える
前髪で眉を隠すことはおすすめできません。眉は表情を作るパーツ。悲しいときは眉尻が下がり、怒っているときは眉が上昇します。そんな眉を前髪ですっぽり隠してしまうと喜怒哀楽がわかりづらく、表情が乏しく見えることも。額を出して眉をしっかり見せることで、表情を豊かに見せることができます。
(3)人の印象に残りやすい
前髪で額を隠すということは、顔の約1/3を隠しているということ。特に顔の印象の8割を決めると言われる眉を前髪で隠してしまうと、顔の印象が薄くなり、人の記憶に残りにくくなることも。初対面の人と会うときや、面接などのときは額を出すことで顔がハッキリと分かるようになり、人の印象に残りやすくなります。
(4)大人数の中でも目立つ、存在感が増す
上でご紹介した通り、額を出すことで顔が明るく見え、顔の印象がハッキリしてきます。その結果、大人数の中にいても存在感が増し、目立つようになります。大人数のアイドルグループを想像してみてください。ズラリと並んだアイドルたちを見たときに、パッと目がいくのは前髪で顔を隠している人ではなく、額をすっきり出している人。顔が明るく見えることから、視線を集めやすいのです。
このように、額を出すことで顔が明るく見え、表情が豊かに見え、人の印象に残りやすくなることから、良縁や良運に恵まれやすくなります。ただ、「どうしても前髪がほしい」「額を全部出すことに抵抗がある」という人は、眉や額が見える薄いシースルーバングや、片方の眉や額はしっかり出るような斜め前髪、短めのオンザ眉の前髪を取り入れるとよいです。
顔の印象の8割を決めると言われる眉。眉の中でも眉頭は顔の雰囲気を左右する重要な部分。眉頭の位置をほんの2~3ミリ変えるだけで顔の印象がガラリと変わります。出会いを期待したい場合は、左右の眉頭同士をやや離すのがおすすめ。フッと肩の力が抜けたようなやわらかな表情になり、話しかけやすい雰囲気になります。
眉頭の目安の位置は、小鼻の真上~目頭の真上の間。
目頭の真上よりも外側になると目と目が離れて見えたり、間の抜けた顔に見えたりもするので要注意。逆に眉頭同士が近いと、眉間にしわが寄っているような話しかけにくいオーラが出てしまうので、こちらも気をつけたいところです。
眉メイクで眉頭をしっかり描き過ぎるのはNG。観相学では、眉頭は“運や縁の出入り口”とも言われています。眉頭をしっかり描いた状態は、出入り口のドアを塞いでいるようなもの。良運や良縁が入ってこられなくなってしまいます。眉頭は、描いたらぼかすことが大切。眉頭から運や縁が舞い込みやすくなります。