KATEからは、下まぶたメイクにフォーカスしたアイシャドウが発売されました。アイシャドウをチップにとって下まぶたにのせるだけでできるため、誰でもチャレンジしやすいです。
ただし、人によってはマスク着用時にマスクから漏れる蒸気で下まぶたメイクが崩れやすかったり、くすみやすかったりもするので、マスク着用時はメイク崩れに気をつけながら取り入れるのがおすすめです。
眉メイクにはこれまで細眉、太眉、平行眉など、時代を代表するトレンド眉が多く存在しましたが、今年は「コレ!」といった具体的なトレンドはありません。
太眉、平行眉などの具体的なデザインでみんな同じ型にはめるのではなく、自分の持って生まれた眉を活かした“自分らしさ”を大切にする時代です。とはいえ、注目したい傾向は存在します。
ここ最近の眉メイクのキーワードは「自眉のような自然な眉」。ファッションやヘアにおいて、キメキメではなく肩の力が抜けたリラックス感のあるスタイルが人気を集めているように、眉メイクも描き過ぎず、まるで自眉のような自然で立体的な眉メイクが今のトレンド。「眉メイク=眉全体を描く」というのが当たり前だと思っている人が多く、描かなくてよい場所までしっかり描いてしまっている人も少なくありません。
自眉のような自然な眉に仕上げるには、“描く”のではなく、足りない部分を“補う”という意識改革をすることが大切です。
そんな自然な“おぎない眉”に仕上げる上で持っておくと便利なアイテムが、細芯ペンシルとアイブロウパウダーをのせるときに使用するラウンドブラシ。眉がまばらに生えている部分や描き足したい部分は、芯の細さが1.5mm以下の細芯アイブロウペンシルを使用し、周囲の毛並みに沿って毛を一本一本描き足すようなイメージでサッサッと描いていくと自然に仕上がります。
アイブロウパウダーを眉全体にのせるときは、付属ブラシの先が丸いラウンドブラシを使用すると、輪郭が出過ぎず、ナチュラルに仕上がります。
「どこを補えばよいか分からない」という場合は、“目の角度(目頭と目尻を結んだライン)”を眉の上下の輪郭まで平行に持ちあげ、欠けている部分=補う部分だと思えばOK。
綿棒やアイブロウペンシルを目の角度と平行になるように眉の上下の輪郭に当ててみて、補う部分をチェックしてみてください。
ほんの少しトレンドを取り入れるだけで、表情をオシャレに見せることができるので、ぜひ試してみてください。
(文=玉村麻衣子/美眉アドバイザー)
●美眉アドバイザー/玉村 麻衣子
アイブロウの技術者資格保有。国内大手化粧品会社でのメイク・エステ講師、美容ライターを経て、現在は眉のスペシャリスト“美眉アドバイザー”として活動中。「骨格や筋肉に基づいたアイブロウデザイン」の提案や、ファッションやシーンに合わせたアイブロウメイクの描き換え法などを、ブログやセミナー、メディアでの執筆活動を通じて紹介している。
著書に『目元で、美人の9割が決まる』(KADOKAWA)、『いつものコーデが見違える!美眉メイク&プチプラコーデの作り方』(株式会社オーバーラップ)などがある。
39歳二児の母、趣味はプロレス観戦。