まだまだ寒さが続いているが、みなさんは万全な寒さ対策をとっているだろうか。新型コロナウィルスの影響により2回目の緊急事態宣言が発令され、外出自粛を余儀なくされているこのご時世で、寒いお家のなかでじっと籠もっているのも体に堪えることだろう。
そんな今日この頃、厚着をしても、暖房の温度を上げても、体の芯まで温まらないという方にぜひおすすめしたい商品が登場した。
“ヒートテックのようにインナーから温まる一杯”というキャッチコピーとともに、1月25日に発売された「日清のヒートテックどん兵衛 明太風あんかけうどん」「日清のヒートテックどん兵衛 豚だしあんかけそば」である。
パッケージにはヒートテックのタグを想起させるようなデザインで「HEATTECH DONBEI」とオシャレに書かれている。そう、あの日清の「どん兵衛」がなぜかユニクロの「ヒートテック」とコラボレーションしたのである。
ヒートテックどん兵衛はSNSでも大きな話題に。「怪しさMAXのヒートテックどん兵衛」「ヒートテックどん兵衛って意味わからん」と不思議がる人もいれば、実際に食べた感想として「ポカポカになった!」「コンセプト通り体温まる一杯」などと絶賛する人も多く見られた。
カップ麺とインナーが組み合わさった食べ物とは一体どんな商品なのかと、思わず疑問が頭をよぎる異例のコラボ。「日本の冬をもっと温めたい」という思いからコラボに踏み切った商品のようだが、果たして本当に効果はあるのだろうか。
そこで、ヒートテックのように温まるどん兵衛にはどんな工夫がされているのか、本当に美味しくて体が温まるのかを検証するため、実食し率直な感想をレポートしていく。
スーパーにて「日清のヒートテックどん兵衛 明太風あんかけうどん」を購入。パッケージに書かれている「明太風あんかけうどん」の文字は、もはや食べなくても美味しさが伝わってくるような組み合わせだ。食べる前から期待大である。
パッケージをよくよく見てみると「※本商品はユニクロとのコラボ商品です。ヒートテックインナーは入っていません。」との注釈が。こんな些細なところからも少しユニークさを感じる商品となっている。
フタを開けると「かやく」「粉末スープ」「生姜&七味唐辛子」が入っていた。この「生姜&七味唐辛子」がどうやら、体の内側からポカポカになる決め手のようだ。「かやく」と粉末スープを入れ、5分待ち、後入れの生姜&七味唐辛子を入れれば完成。つくり方はいたってシンプル、普通のカップ麺と同じだ。
ほかほかの出来たて明太風うどんをさっそく実食していく。
最初は麺から。ひとくち麺をすすってみると、ふわっと生姜の風味が香ってきた。どん兵衛ならではのモチモチとした平麺うどんに、生姜と七味の風味と和風だしのあんかけスープが絡んでとても美味しい。「かやく」の明太子も崩しながら食べると、明太子の風味も加わってさらに味の深みが増した。
肝心の体のポカポカ具合は、食べている途中から効果を感じ始めた。生姜と七味唐辛子、そしてスープに含まれる「あんかけ」という最高に体が温まる組み合わせによって、少し汗をかいてしまうほど体が温まった。これは確かに「ヒートテックうどん」といっても過言ではない。
ただ、和風だしのスープがベースになっているため、濃い味が好みな筆者は食べ進めるうちに少し薄味に感じてしまった。そこで、家にあった生姜を足して生姜の風味を強めてみると、和風だしスープのコクが引き締まって、また一味違う味を楽しめる。購入した際は、ぜひお試しいただきたい。