マイナポイントは前述の通り最大5000円分のポイントが付与されるのが基本だが、紐付ける決済サービスによってお得度が違ってくる。決済サービス業者が、5000円のほかにさらに1000円多く独自でポイントを付けるなどのキャンペーンを行っており、たったひとつの「紐づけ先」に選ばれようとしのぎを削っているのだ。
選択肢が多すぎる上、PayPayなどは抽選で100万円のポイントを付与するキャンペーンなども開催しているが、ここでは確実に追加ポイントをもらえるお得なサービスを紹介したい。
まず、NTTドコモが運営するd払いは決済サービスの中で最も多く全員にポイントが付与される。d払いにマイナポイントを登録すれば、2500円分のdポイントが提供され、マイナポイントと合わせれば7500ポイントがもらえるのだ。
次に多いのはイオンが運営する電子マネーWAONだ。WAONのキャンペーンとしては、チャージ金額の10%を追加で付与。マイナポイントの上限である2万円チャージすれば、2000ポイントのボーナスが加わり、合計で最大7000ポイントの付与となるのだ。
最後に紹介するのは合計6000ポイントが付与されるSuicaである。Suicaでは付与されるのはJRE POINTで、これに自分のSuicaとマイナポイントを登録すれば還元される。ちなみに、Suicaをチャージするときに現金でなく、ビューカードから2万円以上をチャージすると抽選で2500人にJRE POINTを2000ポイント付与するキャンペーンも同時開催しているので、運がよければ計8000ポイント還元に手が届く。
ここで紹介したのは一部サービスの還元であるが、どれもノーリスクでお得になるのは間違いない。ただし、お得度だけを追求して使い勝手の悪いサービスのポイントをもらっても仕方がない。自身の生活でよく使う決済サービスとマイナポイントを組み合わせることが無難だろう。
たとえばSuicaなら、都心部のビジネスパーソンなど、電車を日常的に使う人であれば、来年の3月までに確実に2万円以上チャージする可能性は高く、還元後も電車利用でポイントが使えるため、有力な紐づけ先だと思われる。
先のキャッシュレス還元の波に乗れなかった人でも、まだ諦めることはない。マイナポイントをフル活用してお得に生活をしてほしい。
(取材・文=清談社)