辻希美、ヒカキンに続き明石家さんまも“ペット発言”で批判…浸透する動物愛護の意識

明石家さんま「トイプードルを飼って一緒に死にたい」発言に批判…浸透する動物愛護の意識の画像1
7月1日で65歳の誕生日を迎えた明石家さんま。

 長年にわたってバラエティ番組の第一線で活躍し続けるお笑い芸人・明石家さんま(65)。そんな彼の発言が物議を醸している。

 さんまは7月13日に自身がMCを務めるバラエティ番組『痛快! 明石家電視台』(MBSテレビ)に出演した。この回は、お笑いコンビ・アキナの2人が持ち込んだ企画――特定のことがらについて出演メンバーが、自分こそ一番かどうかを自己評価する「明石家メンバーで一番は私ですゲーム」――がメインとなっていたが、話題となったのは中盤のトークパート。ここでタレントの重盛さと美が、新型コロナウイルスの流行による自粛期間中、飼っているチワワと遊んでいたことを語った。それに対しさんまが、自身も犬を飼いたいと思っていることを告白したのである。

「重盛に対して『毛、落ちるよね?』と問いかけた後、『やっぱトイ・プードルにしよかな?』とつぶやいたさんまに対し、共演者たちはそろって『え、飼うんですか?』と驚愕。これに対してさんまは『飼おうかな思て、ものすごい悩んでんねん』と、検討していることを明かしました。共演者のひとりであるお笑いタレント・村上ショージは『えー、僕ら飼ってよ』とさんまに懇願し、共演者の爆笑を誘っていましたね」(芸能ライター)

 その後、村上に「で、飼うんですか? マジで」と再び尋ねられたさんまは、「そう。今飼うたら、ちょうどともに死ねんねん」と、タイミング的に犬の寿命と自身の寿命が同じくらいになるのではないかという見解を披露。共演者に「もっと生きましょうよ」と言われた際にも、「そんな甘いもんやないと思うで」と、あくまで現実的な選択だとしていた。

辻希美やヒカキンも「ペットの飼い方」で炎上したことが

「この件についてネット上では、『飼う前に、ペットの最期まで考えておくのは大事なことだからね』『やっぱり歳を重ねると寂しくなるのかもね』とさんまの主張について肯定的な意見も。しかし、『一緒に死ねればいいけど、さんまが先に死んじゃったら無責任じゃない?』『犬が老いたら頃にはさんまもかなりの歳だし、老々介護になっちゃうよ』と、否定的な声も多くあり、賛否両論の状態となっています」(同)

 芸能人にとって、こうしたペットの話題はいささかセンシティブになりがちなのも事実だ。2019年9月には、アイドルグループ・モーニング娘。の元メンバーで、現在はママタレとして活動する辻希美が、室内犬をケージの中に入れていたところ、『かわいそう』『もっと大切にするべき』などの批判が殺到し、炎上状態となった。

「こうした風潮が強くなったのは、やはりペットの保護や多頭飼育崩壊の様子など、動物愛護意識を啓発する動画がYouTubeなどに多く投稿され、世間の人が触れる機会が増えたのがきっかけでしょうね。人気YouTuber・ヒカキンが2018年に猫を飼い始めた際には『ペットショップで買うより、保護猫の里親になるべき』『軟骨の形成異常を抱えるスコティッシュフォールドを飼うのは望ましいことではない』などの批判が寄せられたこともありましたからね。知名度のある人にとって、ペットの話題は鬼門といってもいいかもしれません」(前出の芸能ライター)

 1992年に女優の大竹しのぶと離婚して以来、シングルの状態が続いている明石家さんま。そうした寂しさをペットで解消しようと考えての発言だったのかもしれないが、世間はこと“ペット案件”に対しては、敏感に反応してしまいがちのようだ。

(文=編集部)