消費増税などによる節約需要と相まってか、100円ショップ業界の売り上げは好調を維持している。なかでも業界2位の「セリア」は、オシャレでナチュラルなブランドイメージと、安心感のある商品クオリティで、大勢のファンを獲得中だ。
デザイン性にこだわったブランドイメージ戦略の甲斐あって、昨年の7月から9月末までに879億6900万円の売り上げを記録。これは前年同期比5.5%の業績で、この不景気にありながらも、安定した実力を見せつけた。
そんなセリアは、春の新生活シーズンに合わせ、多くの新商品やアイデア商品を世に放っている。今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、セリアの商品を独自にリサーチし「この春、買うべきセリアの商品5選」を決定。セリアでショッピングするときの参考になれば幸いだ。
新生活で、新居に越す人も増えるこの季節。家具を新調するのなら、シンプルかつ使いやすい、セリアの「ダストボックス角形」をおすすめしたい。
まず、木目柄のナチュラルなデザインなので、インテリアとしても悪目立ちせず、スキッと部屋に収まってくれるのが魅力。また、本来のダストボックスとしての使い方のほかに、醤油や油といった背の高い調味料の瓶を収納しておくのにも重宝するだろう。約200mmという絶妙な高さなので、調味料が雑然とすることもないし、取り出しやすさも確保してくれるはずだ。
この春、新たに就職・転職したという人は、仕事仲間たちに、最初にどんな印象を持たれるのかが肝心だ。とりわけ清潔感は、円滑な人間関係を築くために大切。セリアの「膨らむデンタルフロス」は110円という安さでありながら、口周りの清潔度を見事に維持してくれる、頼もしい商品だ。
欧米では、歯みがきとセットで重要視されているというデンタルフロスは、その繊維で歯垢や食べかすをきれいに取ってくれる優れもの。本品は、デンタルフロスにありがちなワックスで繊維を固めたものではなく、ふんわりと自然な繊維なのが嬉しいポイントだ。
商品名に“膨らむ”とあるとおり、いくつもの繊維が束ねてある構造なので、適度にほどけ、隙間に効率よく汚れを吸着してくれる。また、ミントの香りがついているため、使い終わると、口内に爽やかな香りを残してくれるのもニクい。
衣替えに合わせ、春は家の掃除にも取り組みたいものだが、なんだかんだ忙しく、なかなか本腰を入れられない人もいるだろう。セリアの「幅8cmのカーペットクリーナー」は、まずはちょっとした掃除から始めたいという人にうってつけのアイテムだ。
コロコロ系のクリーナーには珍しい、8cmというミニサイズの本品。フタと一体化した本体からクリーナーをさっと取り出し、お菓子の食べかすやペットの抜け毛などを、さっと除去することができる。
本体は箱状に収納できるため、粘着の表面が乾燥してしまう心配もなく、ベッドのそばなどにすっきり置いておけるのも高評価。ただ、粘着ロールは別売りなので、購入の際はそこだけ注意してほしい。
新年度ということで、ビジネスアイテムを一新するのもいいだろう。セリアの「A4ドキュメントホルダー スリム 6ポケット」は、持っていて損なしのハイコスパなグッズだ。
A4サイズの書類が楽々入るサイズで、なおかつ中が蛇腹状になっており、取り出すのも簡単。ボタンで留められるフタもついているため、書類がカバン内で変に曲がってしまう恐れもない。