会社は選べても「上司」だけは選ぶことができません。 企業説明会など多くの人の前ではいい顔していたはずの人が、いざその会社に入ってみると多くの人から避けられている問題上司なんてことも……。
今の時代はモラハラやパワハラなどに敏感ではありますが、それでもなお、平気で人が傷つくような言葉を投げかけてきたりする上司はいますし、そう簡単にはなくならないのが現実です。
もしそんな状態であるにもかかわらず、周りに相談もせず一人で抱え込んでしまうと、心の状態はどんどん悪化していき、最悪「うつ」などの症状を引き起こしてしまう可能性もあります。
「教育」や「指導」と言いながら、言われている側の心が傷ついているのならそれは「指導」ではなく「ハラスメント」に該当するのです。
本当にいい上司かどうかを見極めるには、次の3つのポイントを確認してみてください。
「部下の言い分に耳を傾けてくれるか」「積極的に声をかけてくれるか」「曖昧な指示を出さないか」です。
代表的なNG上司というのは、「なんでできないの?」と叱りつけてきたり、それに対して何かを言おうとすると「言い訳するな」と発言を遮断したり、「もっと質を高めろ」「積極的に発言しろ」と一方的にアドバイスを与えてきたりするパターンです。
そんな上司や先輩の存在によって心をすり減らしてしまったり、その人について考える時間が増えたりしていては、人生の貴重な時間がもったいないので、キツい言葉も気にせず心穏やかにやり過ごすコツは、「捉え方を変えてしまうこと」です。
もし「使えねぇな」と言われたら、「使い切れてねぇな」と考えて心の中で笑ってやりましょう。部下をうまく使えていないのは上司の責任なわけですから、自分で自分のことを「デキない上司だな」と言っているのと同じです。
また、「期待していたのにがっかりだよ」と言われた場合、その言葉は「思い通りにならなくて残念」という意味なので完全無視でOKです。勝手に期待されて勝手にイライラされてもこちら側の課題ではないのです。
もし本当に限界を感じたら「逃げる」のも一つの手です。決して「逃げ」は悪いことでも恥ずかしいことでもありません。危険な状況下であれば「逃げるが勝ち」です。すぐさま環境を変えましょう。心を守ることを最優先にしてくださいね。
「苦手な人がいたら嫌だなって思うより、面白がる目で見ると嫌な所が面白くなる」
人気司会者タモリ氏の言葉です。
私はこの言葉を知り実践するようになってから、今まで以上にメンタルが安定するようになり、本当に生きやすくなりました。
苦手な人のことを「この人嫌だなぁ」と思い続けると、自分のメンタルをどんどんすり減らしてしまい、ネガティブ思考の沼にハマり、なかなか抜け出せなくなります。