あなたの周りにも「なぜかあの人はずっと感じがいい」「あの人と話すと良い気分になる」という、不思議な魅力を持った人がいると思います。
心地よいコミュニケーションや人柄、そして容姿など、さまざまな要素がその人の「感じの良さ」をつくっているかと思いますが、この「感じの良さ」を構成するひとつ「心地よいコミュニケーション」は、少しの工夫次第で誰しもが持つことができると私は考えています。
過去にお笑い芸人として6年間活動する中でも、売れている芸人さんの「面白さ」に加えてコミュニケーションの心地よさからくる「感じの良さ」は、やはりずば抜けていましたし、そんな売れている芸人さんに可愛がられる後輩芸人は「面白さ」や「感じの良さ」を肌で感じて盗み取り、やはり売れていきました。
いま売れていると言われる芸人さんや、あなたの好きな芸人さんを想像してみてください。
お笑い的な面白さだけではない、「感じの良さ」も持ち合わせている方々なのではないでしょうか?
または、「感じの良さ」を表すエピソードをどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
お笑い芸人を辞めたその後、私が人事コンサルタントとして260社以上の会社組織を見てきた中でも、やはり「感じのいい」リーダーがいる組織は、良い関係性を生み、ビジネスでも結果を出しています。
では、「感じの良さ」が生まれる「心地よいコミュニケーション」とは、具体的にどんなことなのでしょうか。
コミュニケーションには大きく分けると「発信」と「受信」しかありません。
このようなコミュニケーションの話になると、「どう話すか」「どう魅力を知ってもらうか」の発信の部分にフォーカスされがちなように感じます。
一億総発信者時代になり、誰でも一晩にしてインフルエンサーになれてしまう時代です、発信の大切さはこれからもより勢いを増していくでしょう。
もちろん、ビジネスシーンにおいても、しっかり自分の考えや想いを発信していくことは大切ですが、「感じの良さ」については逆です。
「どう受信するか、その姿勢をどう相手に見せていくか」が、まず大切であると考えています。