会社にとってヤバい客を見分ける4つのポイント

ときに誠実なそぶりで、全額を前払いしてくれることもある。そうすると、相手の気に入るものを納品するまで、クライアントに負い目を感じてしまう。こうした取り決めは特にストレスが多く、訴訟に発展するほど関係が悪化することもある。

取引をやめることを恐れてはいけない

3.きちんとした同意書へのサインをためらう顧客は避けること

同意書を作成すると、時間と労力をかけるのに見合う顧客かどうかをしっかり確かめられる。同意書や契約書は当事者双方を保護し、期待することの概略を示してくれる。包括的な同意書がないと、自社の利益を守ることも、仕事の進捗状況を査定することも、成果物を検証することもできない。

4.潜在顧客への「よい」感じよりも「悪い」感じを気にかける

私はビジネスに関して自分の直感に従うことにした。そして、潜在顧客の価値については、直感に従うと、80パーセントの確率でよい結果になると思う。

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最近、わが社のサービスに依頼があった。相手はコストがかさんでまったく割に合わなかった元顧客だ。それどころか、その会社との仕事はひどいものだった。そのため、私は依頼を丁重にお断りし、他の会社を勧めた。最初に痛い目にあったので、次からはこうした苦痛を避けるためにできるだけのことをすると決心したのだ。

ある顧客に気に入られたからといって、こちらがその顧客を求めているとはかぎらないからだ。

顧客との取引をやめることを恐れてはいけない。