北海道~九州まで「GW安く旅する」具体的な方法

④ GWなのに1週間借りて1万4080円 驚異的低価格のガッツレンタカー

2022年のGW旅行でレンタカーを借りようとして検索しても、北海道や沖縄などの人気観光地はもちろん全国各地でも在庫が見つかりづらい状況だ。きわめて高額の車やマニュアルミッションの軽トラしか残っていないこともままある。

空港や市内の中心部で在庫が見つからない場合は、郊外の支店で探すなど、妥協することで車が見つかるケースがあるが、それでも格安とはいいがたいケースがほとんどだ。

こうしたゴールデンウィークでも超格安の料金で貸し出しているのがガッツレンタカーだ。俳優のガッツ石松氏をキャラクターとしているこの会社は、北海道から沖縄県まで全国各地に展開している。4ドアタイプの軽自動車(EKワゴン・ライフ・MRワゴンなど)は、通常期なら24時間2750円(税込)、1週間1万0780円(税込)。

ゴールデンウィークの場合、ハイシーズンで割り増しとなるが、それでも24時間3850円、1週間で1万4080円と格安である。走行距離制限があり、24時間で300㎞、7日間で1500㎞を超えると距離に応じて追加料金が発生するが、通常の旅行ならこの制限にかかることもないだろう。4月25日時点でもまだ、GW中に1週間借りられる支店が数割程度は残っていた。

これはどのレンタカー会社にもいえることだが、支店によってサービスなどの質は異なるので、あらかじめ検索などで情報を収集しておきたい。

⑤ 高速道路の深夜割引30%引きは適用可

ゴールデンウィーク中は、高速道路の休日割引は適用外となる。ただし、午前0時から4時までに料金所を通過する際に適用される「深夜割引」は連休中も約30%割引となる。5月3日の下りや5月5日の上りは、路線によってかなり長い渋滞も予測されている。早朝に出発することで、高速料金を浮かしつつ渋滞を回避するという一石二鳥を狙うのも一つの手だ。

北海道がお得!

⑥ サッポロ割はGW中も続行 自治体の割引を利用する

各都道府県が実施している都道府県割やブロック割は、ゴールデンウィーク中は適用除外となる。だが、市町村が独自に行っている割引の一部は、ゴールデンウィーク中の宿泊にも割引が適用される。

とりわけ北海道の市町村が行っている割引は、多くが連休中も適用となる。

・「サッポロ割」(札幌市) 1人1泊5000円以上の宿泊で3000円割引+2000円のクーポン提供
・「はこだて割」(函館市) 1人1泊3000円(税込)以上で宿泊最大50%割引(上限は1人5000円)
・「ステイクシロキャンペーン」(釧路市) 1人1泊あたり3000円相当の割引など
・「とまとま割」(苫小牧市) 1人1泊5000円以上の宿泊で3000円割引+2000円のクーポン提供
・「泊まると体験クーポン」(富良野市) 1人1泊1万円(税抜)以上の宿泊なら5000円相当のクーポン配布 
・「さいほく春々旅」(稚内市) 1人1泊6000円以上の宿泊で3000円割引+3000円のクーポン配布

人気のホテルはすぐに予算枠が埋まってしまう一方、予約が電話のみのホテルはかなり長い期間割引が適用になるケースが少なくない。また、オンライン旅行会社などでいったん売り切れていたとしても、復活する可能性がある。

⑦ ダイナミックパッケージはJALなら北九州、ANAなら富山がねらい目

JALダイナミックパッケージでは、6月30日まで、「北九州空港においでっちゃ!第2弾」を実施している。これは、JALダイナミックパッケージで羽田~北九州空港を往復利用し、1人あたりの代金が3万円を超える場合、そこから自動的に8000円を助成するというもの。かりに旅費が3万2000円なら、25%割引となる。