ではどうすればいいのかというと、とても簡単です。とにかくこういうことを言わないようにすればいいのです。僕は東大に落ちて浪人している時に、何度もマイナスなことを口に出していました。「もうダメだ、どうせ自分には無理だ、また自分は東大に落ちるんだ」と。
これは別に意識的に言っていたわけではなく、自然とそう言う言葉が出てしまっていたわけです。
そのときに、母親が「あんたがマイナスなことを言うたびに、お小遣いを10円減らします」というシステムを導入し、マイナスなことを言った回数をカウントするようになりました。これによって、自分の発言を省みて、自分はこんなにマイナスなことを言っていたのかと反省し、徐々に止めることができるようになっていきました。
こんなふうに、自分の発言をしっかりと可視化して、反省して、メンタルブロックしないように意識していきましょう。そうすることで、言い訳せずに自分と向き合い、しっかりと逃げないで立ち向かうことができるようになります。そうやってやっと、本来の自分の力が出せるわけです。
自分がメンタルブロックしているかどうかは、人から指摘されないとわからない場合があります。もしそう言う傾向があるかもしれないと思ったら、家族や友達に「メンタルブロックしていたら教えてくれ」と言っておくといいと思います。
みなさん、ぜひやってみてください!