「何となく不調な人」が見過ごすと危ない4サイン

2週間以上、症状が続いたら放置しない

④おっくう感があって、やる気が起きない

何をするにもかったるいとか、やる気が起きないとか、おっくう感・倦怠感がありませんか? 具体的に言うと、掃除とか、片付けとか、食事の準備とかをする気が起きない。何か食べようとは思っても、買いに行く、お弁当のパッケージを開ける、温めるのが面倒くさくて食べられないという方もいます。

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これは食欲がないのではなくて、おっくう感が強いということです。お風呂に入ったりトイレに行ったりすることまでも面倒くさくなります。人と話したくない、人と接するのが煩わしい。LINEが来て、返事をしなくてはと思っても、とにかく面倒くさい、後回しにしたいと感じるかどうかです。いずれの場合も、大事なのは期間です。

たとえば雨の日に、その日だけ、「おなかすいたな。冷蔵庫に何も入ってないし、なんか買いに行かなきゃだけど、ぬれるのが嫌だしな、1食抜くか」となるのは、当てはまりません。他に理由も見当たらないのに、2週間以上こういう状態がずっと続いているというのが、チェックすべき状態です。

ここまでに挙げたような4つの状態のいくつかが一時的に出ているだけなら、抑うつ的とは見なされません。症状があって、さらにそれがある程度の期間にわたって持続しているかで、判断することになります。

2週間以上続いているならば、放置せずにちょっと立ち止まって、しっかりとした休み方が必要なのか、日常生活に対する工夫をするべきなのか、場合によっては治療を始めるべきなのか、そういったことを考える状態と思っていただいたほうがいいでしょう。