「人間の行動の45%は習慣でできている」といわれています。つまり、漫然と悪い習慣を続ければ、人生の半分近くを無駄にすることになってしまうのです。いい習慣を身に付け、自己肯定感を高めるためには何から始めるべきか。うまくいっている人の「15のルール」を紹介します。
<ポジティブな自分を手に入れる習慣>
自己肯定感の高い人は、「いいこと」を遠慮なく受け取ることができます。さらに、それを与えてくれた相手に対し、「うれしい」「ありがとう」と素直に感謝することができます。「自分にはこれを受け取る価値がある」という自尊感情を持っているからです。疑ったり、卑下したりせず、素直に感謝する態度は、次の「いいこと」を引き寄せ、自己肯定感の好循環が生まれます。
どんなに人間関係に気を配っても、自分に攻撃的な態度を取ってくる人はゼロにはなりません。それは、人間関係が「262の法則」でできているからです。これは、人生で出会う人の2割は「自分の味方」で、6割は「どうでもいい人」、残る2割は「批判的な態度の人」で構成されているという法則。
人生には、好ましくない出会いもあって当然なのです。この人はいい人か? 悪い人か?などと考えるのはやめて、恐れることなく新しい出会いに飛び込み、その中に必ずあるすばらしい出会いに期待しましょう。
ワクワク、ドキドキは自分の可能性を広げる土台となる大事な感覚です。その感覚を忘れないよう、毎日5分でも10分でもいいので、本当に好きなことをする時間を用意してください。心が満たされ、エネルギーがわいてくるはずです。ポイントは、悩まずにすぐやること。すぐに行動することで悩む時間が減ります。
<一喜一憂しない、しなやかな自分を作る習慣>
イライラ、むしゃくしゃすることは誰にでもあります。そんなときに必要なのが、自分自身を取り戻せる「ホーム」です。
「ホーム」は、不安を忘れてリラックスでき、幸せを感じられる場所。私にとっては、愛犬と一緒に遊ぶ時間が「ホーム」です。運動でも、趣味でも、家族でもいい。「ホーム」がある安心感が自己肯定感を高めてくれます。
仕事など「みんな」からの刺激を受ける「動」の時間も大切ですが、「1人」で自分自身と向き合う「静」の時間も重要です。動と静のバランスがとれていると、どんなときにも自分らしくいられるようになり、自己肯定感が高まります。
誰かと一緒にいなくても、ネットでつながっていることが当たり前となっている現代。パソコンや携帯から離れて、意識的に1人の時間を作ることが大切です。
「このプロジェクトはA案で進めたい」と思っていても、周囲と議論するにつれて、B案のよさが勝ってきたら「やっぱりB案を採用しよう」としなやかに意見を変える。これが自己肯定感の高い人です。そんなときは、「最適な答えを選べた柔軟性のある私」を、自分自身で褒めたたえてあげてください。自己肯定感がますますアップし、人間としての器も大きくなっていきます。