「愚痴」ばかり言う上司への対応策はあるのか

当の本人に気づいてもらい、考え方を改めてもらう以外は無理でしょう。

ネガティブな雰囲気を常態化させない

圧倒的に努力をしていたり、自分の生き方に満足している人で他人の生き方を批判する人はいません。そういった人は他人と比べることの愚かさをわかっていますし、他人に嫉妬したり悪口を言ったところで自分が変わることができるわけではないことを理解しているからです。

「すごい」と思える対象がいたら、いかにして自分も努力してその域に達することができるのか、そういったポジティブな考え方をつねに持って他人に接したいものですね。

先ほどのケースで言えば、「幸せそうに見える」人がいたら、どうして幸せそうなのか、なぜそういった状態に至れたのか。現時点だけを見るのでなく、その背景も見てみる、考えてみる、または聞いてみることで、嫉妬心ではなく、学びが生まれるはずです。

今回A.Kさんは会社のその方を見て不愉快に感じたわけですから、ご自身はその姿を反面教師として捉え、「他人から学ぶ」「他人を尊敬する」というポジティブな方向につねに考えるようにしましょう。

少なくともそういった人が周りに増えてくれば、その会社の方もそのうち自分自身の恥ずかしさに気がつくはずです。

嫉妬する人を変えることはできませんが、ポジティブな環境・雰囲気作りは可能なはずです。

遠回りかもしれませんが、そのような雰囲気作りがそういった人が「自分を変えるチャンス」になりうる可能性もあります。

自分のおかしさに気がついてもらう機会の提供と言いましょうか、やはり大切なのは他人を批判したり嫉妬したりするのが普通である、という雰囲気を常態化させないことが大切です。

A.Kさんがその人の発するネガティブな雰囲気に飲まれることなく、反対にポジティブな雰囲気でその人を巻き込んでいく、そういった心がけが大切なのかもしれませんね。

そのような取り組みで、いい方向に皆が変わっていくであろうことと、A.Kさんにとってより働きやすい場所になるであろうことを応援しております。