私たちは日々、さまざまな場面で評価を受けて生活をしていると思います。評価も多種多様で、友人をはじめとする周囲の方々からの評判、職場での昇級やボーナスの査定、上司や同僚から信頼されて依頼される仕事など、挙げればきりがないことでしょう。
そして、その中には自分が予想や期待していた評価とは異なる場合、不満に感じることもあると思います。「あれ、評価されていない」「そんな風に思われていたんだ」「わかってないな」など、複雑な気持ちになることでしょう。
そんなときは、評価する相手にはあなたを見る目がなかったと思ってあきらめて下さい。それはあなたが問題なのではなく、あくまでも相手の評価の仕方や物の見方・考え方が問題なのです。
しかし、そもそもなぜ評価に不満を感じるか冷静に考えてみると、それは結果としては表には出てこないあなたの影の努力や懸命さが評価されていないからではないでしょうか。それが火種となり、正当に評価されていないという不満の心に火がつき、炎上していくのです。
ここで重要な視点があります。それは、評価に対して不満に思うということは、人目に付かないところであなたが努力し、物事に懸命に取り組んだ証拠だということです。よって、実は不満を持つことは大切なことなのです。評価に不満を持つほど必死に取り組んだと自負できるあなたは褒められるべきなのです。
ですから他人から評価されなかったとしても、不満を感じるほど頑張ったあなたを、自分で褒めてあげて下さい。他人にはあなたのことをすべて知り、理解することはできません。
あなたのことはあなた自身が一番分かっているはずです。むしろ、あなたにしか分からないことばかりです。
ですから他人から評価されない分、評価してもらいたかったことを思いながら、頑張ったあなたを自分自身で労ってあげて下さい。