実は、評価に不満を持つということにおいて、もう一つ大切な視点があります。それは、評価を不満に思う結果に到るということは、日々の生活におけるあなたの謙虚な姿勢の賜だということです。
基本的には他人からの評価の判断基準は、ほとんどが結果・数字という表面部分でしかありません。もし評価に満足している人がいるとしたら、それは逆に言うと日々の生活の節々で「私はやりましたよ」「私はやっていますよ」というアピールが色濃く現れているということです。
それは、外から見ればあまり気持ちのいいものではありません。しかし、目立ってしまう分、内容がどういうものであれ、評価する人の目に止まってしまうのでしょう。また評価もしやすいでしょう。
もしあなたが評価に満足したいということであれば、ガツガツした生活スタイルに切り替えることをおすすめしますが、あなたはそんなことまでして評価をされ、満足感を得たいとは思わないはずです。
評価に不満を持ってしまうくらい、日々やるべきことに謙虚な姿勢で取り組んでいるあなたが求めているのは、結果や数字ではなく、きっと影でコツコツ仕事をしたり、苦手なことを克服した部分だと思うからです。そんなあなたの姿勢は尊く、周りから見ていてもさわやかで、気持ちのよいものだと思います。これまでと変わらないあなたが一番です。
そして、今すぐではないにしろ、あなたをきちんと評価してくれている人が現れる日が来るはずです。もしかすると、もうすでに評価してくれている人がいるのかもしれません。しかし、他人というのはなかなか期待には応えてくれないものです。
だからこそ、あなたのことを一番よく知っているあなた自身が、頑張ったあなたを褒めてあげて下さい。評価への不満は、実はあなたの勲章だと思って受け止めてみましょう。
次回に続く