時として、「自分はこんなこともできないのか」と自分に不甲斐なさを感じ、落ち込んでしまうことがあると思います。肩を落とし、猫背になって、ため息の連続。最終的には自己嫌悪に陥ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
しかし、何もそこまで落ち込む必要はまったくありません。できないことはできなくていいのです。特に気にすることはありません。ひょっとしたら今回がたまたまできなかっただけのことかもしれません。
そもそも、あれもこれもできる器用な人というのは、そうはいません。何か一つできなくても、その分きっとあなたは別のことができているはずです。ある意味プラス・マイナスゼロです。もしかしたらあなたは別のことがたくさんできすぎているかもしれないので、一つ、二つできないことがあってもまったく気にすることはありません。
中には、一つ、二つではなく、あれもこれもできないことが多すぎて悲しいという方もおられるかもしれませんが、それでもあなたは他の人にはできないことを必ず持っているので、自分にがっかりする必要などありません。
そもそも完璧な人なんてこの世にはいません。ちょっと抜けているくらいの方が、周囲からも親しみやすいものです。完璧を求め過ぎてしまうと常に気を張っていなければならず、ものすごく疲れます。
誰にでもできること、できないことがあります。人は皆、他人には打ち明けられないコンプレックスなどを持っているものです。しかし、それを周囲に悟られないように上手に隠して生活しているのです。これは本当に疲れることです。そんなに疲れることをするよりも、できないことはできないと明言したほうが楽ですし、周囲にとっても分かりやすく、仕事や何か頼みごとをする際に助かることだってあるのです。
決してあなただけができないわけではないので、安心して下さい。誰にもできないことはたくさんあるのです。過剰に落ち込む必要はないのです。