――中継ぎ陣についてはどのようなプランをお持ちですか?
小川 後ろから言えば、昨年同様に9回を石山(泰稚)、8回を近藤(一樹)、そして7回が梅野(雄吾)。他にもハフ、新外国人のマクガフ、このどちらかになりますね。さらに、大下(佑馬)、風張(蓮)、ここに五十嵐(亮太)が加わってくれれば、かなり充実すると思いますね。それ以外でも、当初は先発要員だった投手をロングリリーフ要員に使うこともあると思います。その辺りはペナントが本格化してから、様子を見て起用していくことになるでしょうね。
――先発投手陣同様、中継ぎ陣もかなり厚みを増しましたね。
小川 そうですね。昨年までは実績がゼロに等しかった中尾(輝)、梅野、風張、大下らが戦力になっているというのがとても大きいですね。風張なんかは、いいものを持っているのに、サボり癖のあるヤツで困っていたんですが、秋のキャンプから甘えさせることなく徹底的に鍛えたことで、少しずつ自覚が芽生えてきました(笑)。こうした若手に加えて、実績のある五十嵐が入団したことで厚みを増したと思いますね。
――オープン戦では本調子ではなかった五十嵐投手も、開幕にはきちんと間に合わせてきましたね。
小川 オープン戦当初、ファームで投げていたときには、「五十嵐はまだスピードが出てきていない」という報告を受けていました。その後、オープン戦終盤に一軍に帯同してからも、「まだまだ調整が必要かな?」と思っていましたけど、きちんと開幕に間に合いました。長いペナントレースですから、これからもいろいろ不測の事態が起こるかもしれないけれど、上手にやり繰りをしながら戦っていきたいと思っています。