――クライマックスシリーズ、ファーストステージの相手が巨人なのか、DeNAなのか、ギリギリまで決まりませんでした。指揮官としては、早く相手が決まった方が対策も立てやすかったと思うのですが?
小川 当然、早めに順位が確定して、相手が決まった方が対策は立てやすいです。たとえば、ジャイアンツならば、うちは菅野、吉川(光夫)、メルセデスにやられてきました。一方、DeNAだったら、東(克樹)とは対戦していません。相手が決まらないと、これらの対策も立てようがないのは事実ですが、短期決戦でいきなりどうにかなるものでもないのも事実だし、こればっかりは仕方ないですね。
――短期決戦に向けて、特別な奇襲などは考えていない?
小川 もちろん、直前までいろいろなプランは考えます。でも、打線は水物だし、本当にいいピッチャーが丁寧に低めを投げていれば、いくら(狭い)神宮球場だといっても、そうそうホームランにはなりません。そうすると、うちの投手事情を考えたときに、「いかに相手打線を抑えるか?」よりも、「いかに相手投手陣を打ち崩すか?」が、大きなポイントになるのではないかと思っています。データや、相手投手との相性を見ながら、いろいろ考えていくことになるとは思います。
――ファーストステージの後には、マツダスタジアムでカープ相手のファイナルステージがあり、その先には日本シリーズも控えています。現状では、どの辺りまで先のことを見据えてプランニングしているのでしょうか?
小川 ファイナルステージを見据えて、投手を温存するということはまったく考えていません。ファーストステージに敗戦処理はいらないとも思っています。だから、いいピッチャーをどんどんつぎ込んでいくつもりです。ファーストステージに投げたピッチャーも、当然展開次第ではファイナルステージに投げることができるわけですから、まずは軸となる先発投手を中心に考えていきます。とにかくクライマックスシリーズは総力戦で臨みます。日本シリーズのことを考えるのは、それからです。
――「軸となる投手」と言えば、現状では小川泰弘、原樹理投手になりますね。
小川 そうですね。この2人を中心に回していくことになると思います。
――最後に改めて、クライマックスシリーズについての意気込みを教えてください。
小川 何が何でも勝つしかない。ただ、それだけです。今季はレギュラー選手の故障も少なく、ここまで理想的に戦えてきました。選手たちの意識も、勝利に対する執念も、昨年までと比べると大きく変わったと思います。ここまでの選手たちの頑張りは本当にすごいと思います。でも、まだこれで終わりじゃない。せっかくシーズン2位になって、本拠地・神宮開催となったのだから、内容よりも結果にこだわるだけです。とにかく、まずは目の前のジャイアンツをいかに倒すか、いかに勝つか。ただそれだけを考えて臨みます。応援、よろしくお願いします!