7月15日。ガラガラとトランクをひいて慣れた感じで羽田空港国際線へ向かっています。これから半年ぶりに第二の故郷の地となる大好きな♥台湾(台北)へと出発。台湾へは何回クリエイティブで訪れたのだろう? 数えきれません。
資生堂アジア専門のコスメティックブランド「Za」のプロジェクトで訪れて以来、巡り巡って今では個人のクリエイターとして招かれています。
今回は明日、富邦講堂で一般の方を相手に、クリエイティブについて講演をするのが目的。定員300人のところに、なんと1000人以上の問い合わせが殺到したのだとか! なので急遽WEBで生中継し、世界中に放送することにもなったようです。
講演をするきっかけとなったのは、この夏7月14~22日に「Fubon Living Art Space」で開催された展覧会、『美味しいワークショップ』です。
この展覧会は、僕が今年1月に台北の實踐大學からオファーされて開催したワークショップの模様を展示したもの。
僕が発起人となって企画したワークショップなので、「是非、クリエイティブやワークショップの経緯について講演をして頂きたい」とお願いされたのでありました。
この實踐大學では、毎年、世界各国からクリエイターを招いてインターナショナルワークショップを開いています。教授から講演を依頼されたときは、多角的にいろいろなアイデアを考えました。
1年くらい前からメールやスカイプや対面で意見交換をし、大学側が海外からのクリエイターを毎年招いて行なうこのイベントの意図をしっかり理解したうえで、アイデアを削ったり、膨らませたりして、一緒に進めてきました。
ワークショップの受講者は、選ばれし学生たち。
グラフィック、ファッション、プロダクト、建築の4科から集められ、学年や年齢、性別もさまざまな40名です。
各科1名ずつの4人で1チームとし、合計10チームでのワークショップ。みんなバラバラの学科からのメンバーということもあり、チームメートとは初対面です。
このワークショップのお話を頂いたとき、僕はこう思いました。
「絶対、学生が楽しんで参加できるものにしたい! 自分がミラクルに呼ばれて台湾でクリエイティブをし、現地の空気や日常に触れ、この国が大好きになった思いを込めたい! 後日、このワークショップを展覧会にして発表するとも聞いていたので、そこで初めて見る人も共感できるものにしたい!」
そのため、わかりやすくシンプルで、強くHAPPY♥なコンセプトテーマにしたいと考えていたのです。