未処理の感情は、いらないものでもなければ、悪いものでもありません。
湧いてきた感情をとっさに押し殺してしまったのは、他ならぬ自分です。それもそのときの自分なりのベストな判断だったはずで、その判断を悔いることにはあまり意味がないのです。
大事なのは、見て見ぬフリしてしまった未処理の感情をどう処理するか。
特に日本人は社会生活を営む中で、周りの人の心をおしはかるばかりに、多くの本音や感情を隠してしまう傾向があります。
感情を抱かないことに慣れすぎて、自分が本当はどう感じていたのか、どうしたかったのかがわからなくなっていることも珍しくありません。
でも、未処理の感情はあなたがちゃんと「感じれば」、自然に消えていくという性質を持っています。「悲しかった」「イヤだった」「愛されたかった」……どんな感情だってそのメカニズムは同じ。
そして未処理の感情は、あなたに発見され「感じて」もらった瞬間に、あなたの可能性を拡大する魔法のカギに早変わりします。
「在りたい」自分で人生を再スタートさせ、本来の力を存分に発揮することができるようになるのです。
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